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スローペースで、二人で出来る事を模索しながら。二本松、競馬、などなど。

麗しき人の夢⑩

8月が終わり、季節は早くも秋に。やるべき事は相変わらず多くて3人で再開して数日は何か特別な気分だったけれど仕事が続くともうそんな事を考えている事も無くなり、何かあの日は幻だったんじゃないかとさえ思えてくる。

「良い表情だな…」

でもスマホに撮ってある3人での記念写真はあの日が本当だった事を証明している。皆顔が少し赤くて恥ずかしげだがとても素直で良い表情。私達3人は再開しても以前と同じ関係で居られている。そういう人がこの世界にいるという事は何か心強く、また何かに挑戦しなければならなくなったときに、自分だけじゃないと思えるというか。


『あの日からちょっとだけ作品の構想が固まってきたよ。地元を題材にした作品かな』


私は友人OにDMを送る。すると、


『俺も何かしたいなって思ってる。まだ何にするかは決まってないけど』


お互いに刺激になったんだと思う。こういうノリで行くんだろうなと思ったところ意外な事が起った。


『あ、そういえばK君ツイッター再開してみたんだってさ』


『え…?そうなの?じゃあ普通に3人でDMしてみたら良くない?』 


そういう風にすればこの3人の関係がまだ深まってゆくようにも感じられた。3人にとってもメリットが大きいと信じる。


『そうだね。ちょっと待ってて』


その後私はO君からK君のアカウント名を教えてもらった。そのアカウントをフォローすると相互フォローになった。昼休みに3人でのDMが始まる。


『よう』


と送るとしばらくして、


『おお、こんな感じになるのか!』


とK君のメッセージが来た。LINEもこんな感じだろうけど、これで十分である。


『なかなか良いね』


O君も続く。その後やってみて分った事だが3人で共通の話題があるとやり易いけれど、O君ともK君ともそれぞれが興味あることに特化させるには3人のDMと分けて続けた方がいいらしい。どうもそう言う話題は3人だと適当ではないと思ってしまうのだ。



そんな感じで何でもなかった日常に少し彩が出来た9月。私は妙に「マロ」と引っ付くようになった。というか、「マロ」に対してもっと色んな事をしてあげたいと思うようになったのである。


「マロ。これはどうだ?」


具体的には遊び道具の購入である。猫を飼って数年なのでまだ猫が本当に分っているとは言えない。色々さがして試してみたものの、あまり反応が芳しくない。じゃあどうするか?私は考え始めた。



考えたものの答えは出ない。



でも私はその時思った。「これは何かと似ている」と。そう私の創作が始まらないように、私は考えてばかりで実際に何かを始めようとすると最初の試行錯誤が始まらなくなってしまうのだ。つまり何でもそうだが始めてしまえばいいのではないか?そう気付いた時、私は試しに猫に外に生えているただの雑草を持ってきてあげた。


物珍しいのか「マロ」はクンクンと匂いを嗅いだり食べようとして動きを激しくしている。これは明らかに「喰い付いている」というやつである。もしかすると家の中に眠っているものでも同じように猫を惹きつけられるものがあるのかも知れない。そういう事を繰り返してゆく事が重要なのだろうと、私は悟った。



そう思った時、私は次にPCの前に立ち始めてとにかく何でもいいから書き始めた。



勿論それは気に入るものではなかった。けれど「気に入らない」という事は「気に入る」ようなものがあるという事であり、作品をとにかく書いて気に入るものを書くのがいいのだと思う。DMで2人に訊ねてみると、


『そうかもね。書いたやつ見せてくれよ』


という反応があった。そうだ、こうやって読んでくれる人が居る。小説というのはそこが始まりなのだろう。
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