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スローペースで、二人で出来る事を模索しながら。二本松、競馬、などなど。

夢十夜③

こんな夢を見た。

私の体は随分縮んでいた。
これは某長寿アニメの少年探偵の類などではなく、実際に小学生の自分が夢の舞台において動いているのだ。

どうやら小僧の私は、幼馴染の家に遊びに来ている。
事の発端は、その幼馴染が私の家を訪れたことに起因する。
その時、退屈に苛まれていた私は、幼馴染によって半ば強引に、外へと連れ出された。
てっきり私は近くの公園で、いつものサッカーに興じるものだとばかり思っていた。
『またサッカー、されどサッカー』
今の私であれば、少々二枚目気取りでこんなセリフを口に出してみるところなのであるが、当時の私にはそんなセンスなど一欠片もあろうはずもなく、お気に入りのボールを持って出かけようとしたようだ。

そこで幼馴染は私の進路を大きく旋回させた。
着いたのは公園などではなく、幼馴染の家であった。
ならばわざわざ私を呼びに来なくてもいいのに。

幼馴染宅へと足を踏みれると、私を迎えたのは決して上等とは言えないテレビと、何やら白と小豆色のボディを纏った小さな機械のような物であった。
当時の私は、まだこの機会の存在を知らなかった。
ファミリーコンピューター、ファミコンである。

『これ、ファミコンって言ってね、すごく面白いんだよ』
状況が分からず戸惑っている私に、その幼馴染はざっくりと説明した。
当然のことながら、そんな説明をされても当時の私には何も理解できていない。
これまでの幼き私を支えてきた娯楽といえば、外で遊ぶか、テレビで特撮物を見るか、たまにコロコロコミックを買ってもらうことくらいだったはずだ。

我が国が明治維新を経て近代国家へとその舵を切った当時、人々は様々な新しいモノや文化を総じて”文明開化”と呼んだ。
このファミコンなるものを初めて目の当たりにした私も、今思えば同じような状況だったに違いない。

しばらくすると幼馴染はそのファミコンなるものを操作し、その視線を目の前のテレビに向けた。
そしてファミコンなる機械には、更に小さな黄色い箱のような物が差さっていた。
スーパーマリオブラザーズ3。
確かにそう書いてあった。

衝撃的であった。
先ほど触れたが、幼き私にとっての娯楽の一つに特撮物のドラマを挙げた。
主人公=カッコいいという前提が確かにあったはずなのだが、目の前のテレビに映されていたその主人公はチョビヒゲを生やし、つなぎを着た、ただオッサンだったからだ。

今、思えば運命的でさえある。
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