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スローペースで、二人で出来る事を模索しながら。二本松、競馬、などなど。

冬の風物詩

屈強なクリスマス。元旦前の頑丈なクリスマス。ひねくれ者の性で破壊しようと思っても、言ってしまえばそれは概念、観念、雰囲気、習慣、といったそもそも破壊できる対象ではないものだ。そして雰囲気や習慣は、一時的に妨害したところで容易に回帰してしまうものなのである。


屈強なクリスマスよ、僕は独り宣戦布告しよう。このクリスマスという色に染め上げられてしまうであろう世界に、一つの珍奇な概念や観念を与える事で印象を局所的に破壊してしまってから、以降徐々に侵食させてしまおう。その観念とは…



久々に訪れた友人宅で演技がかった台詞を云う僕。ひねくれ度でいえば僕とドッコイどっこいな友人はその先に続く言葉を待っていた。



「いや、威勢よく言ってみたわりに何にも思いつかないんだけどね。だって、人が楽しむことに対しては別に悪く言いたくないし。単に僕は、12月24から25までの世の色付け方が『ユニーク』つまり単一である必要がないと言っているだけなんだ。つまり、オルタナティブがあって良いじゃないかという提案をしたいんだね」


肩すかしを喰らったカタチになる友人。ただ発想の芽としては良かったのか乗ってくれる。


「新しいライフスタイルの提案みたいなもんか?」


「そうだね。その日の捉え方は人それぞれで良いんじゃないかと思うんだよ。それこそその日に断食しても良いし」


「極端だな。でもそういう辛いのは受け入れられないと思うし、仮にその提案があったとしても、受け入れるかどうかは自由なわけだから、メリットが必要だよな」



そこで僕は少し良い事を思いついた。


「あとは消極的な作戦がある」



「それは何だ?」


「つまり12月23日に全力を尽くすようなイベントを計画して、24日を祝う気力を失わせてしまおうという作戦さ」



「お…おう。じゃあ具体的には?」



「そうだな…」



僕は遠い目をする。屈強なクリスマスを打ち破れるようなその前日の…。僕はネットでググりはじめた。その時12月23日について一つの事実を知るに至った。


「良く聞け!!この12月23日は競馬ファンにとってはとても大切な日だ。何だか分るか?」


供に競馬ファンな二人。だが、その日は競馬ファンにとってはとても重要な日である事には違いなかった。


「う~ん…ごめんわかんない」


「その日はな、1990年にオグリキャップが有馬記念で有終の美を飾った日だ!!」


「あ、そうだったのか…」


僕はニヤリと嗤う。


「つまり、その日にオグリキャップの全レースを回顧して、オグリキャップ像前で祈りを捧げ、要するにオグリキャップ充をすればいいのだ!!」


「ニッチだなぁ…。競馬ファンはするかもしれないけど…」


それを聞いて、僕は少し思う事があった。


「クリスマスだって最初はそんなもんだったんじゃないのかね?だが、純粋に何かを祝福しようという温かい気持ちが結果的に受け入れられて世界的なイベントになった。ただ全ての国でそういう風習があるというわけではないだろう。だからこそ、その馬を純粋に愛するという気持ちから始まったイベントは広まるかも知れない…」



自分的には良い事を言ったつもりだった。ただこの理論には穴があった。


「でもさ、何にせよクリスマスに差し障りがあるようにと願っている不純な動機から始めようとしているんじゃないのか?」


的確過ぎて、何も言えない。



「まあ…。それは否めない」


「ただ…まあ、そういうのを除いたとしても、特別な日である事には違いないな」


「ひっそりと祝う程度なら良いのかな?」


「いいんじゃね?」


こうして、当初の意気込みとは程遠い局所的でふわっとした風習が二人の間で始まろうとしていた。
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二本松のこと、競馬のこと、これから手探りで何かを
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