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スローペースで、二人で出来る事を模索しながら。二本松、競馬、などなど。

通り過ぎてゆく

時とともに薄らいでゆく。『そんな単純なものじゃない』と思っていたけれど。この心境はどう言い表すべきなのだろう。風に身を委ねるように、僕は今生きている。いつか見た景色はどこかに眠っていて、ひょんな切っ掛けで呼び戻されるけれど、本当にそこに自分が居たことを自分自身に伝えるような何かを必死に紡いでいるようにも感じる。


嘘などどこにもない。大変だと思っていたことが面白くなってきてしまうのが成長だとしたらある時の僕は僕じゃないし、それでもやはり僕の言葉に僕は責任を持たなくてはならない。



朝目覚めて歯を磨いているうちにふと誰かの言った事を思い出した。父だったか、それとも友人だったか、はてまたテレビの内容をぼんやり覚えていただけかも知れないがそれは僕にとって天啓のようでもあり、当たり前のことを再確認して普通に受け入れているだけのようでもあった。口を漱いで次の準備をする為に移動する。飼っている猫はいかにも気怠そうにリビングで僕を待ち受けていて、それが何故だか頼もしいと感じてしまった。


<君はどこからどこまで知っているんだい?>


知らなくても生きて行けるのだろう。けれど知らないと人間は困るのだろう。同じように知らないと困るように出来ている僕は新聞に目を通す。何のことは無い、知っておいた方がいいから知る。知らないほうがいいというのなら、昔みたいに抵抗しないで知らないままにする位にはなっている。知らなくてもいい事があるのは猫を見れば一目瞭然だ。



理想とは違う今。誰かにとっては理想の今だとしても、何かを求めてしまうのは仕方がない。それでも、もっと賢いやり方があるんじゃないかといつも誰かに尋ねてしまいたくなる。答えようのない質問を誰かにぶつけて、何か発展があるのかどうか。そんな事よりも美味しいものを食べていればそれでいいのかも知れない。じゃあこの意識は何なのだと、何のためにあるのだと僕は尋ねたくなる。



半ば無意識に猫の頭を撫でて、素直に受け入れている様子を眺めてこれで良いんだろうなと少し納得する。多くの事は伏せられている。恋に落ちた詩人のように、或いは恋に落ちて詩人になってしまった人のように今感じる気持ちを言葉にしてみたくなる。



「変ってゆくものは…」



続く言葉を一人考える。出掛けるまでそれほど時間があるわけではないけれど、なんとなく後で思い出せるようにはしていたいこの心境。こんな心境で過ごせるのなら、大抵の事は「仕方のない事だ」と割り切って穏やかに日々を過ごせるだろう。だけどこの謎めいた心地はそう長く続くものでもないだろうなとどこかで気付いている。



外は曇り。だからと言って悪い天気というわけではない。それでも望んでしまうのだろう。そんなことを考えているうちに。
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二本松のこと、競馬のこと、これから手探りで何かを
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