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スローペースで、二人で出来る事を模索しながら。二本松、競馬、などなど。

今週の重賞

今週の重賞は3つ。夏も終わりという週ですが、2歳戦もだんだん面白くなってきました。
このコーナーではまだ紹介していない馬を紹介する都合で2歳馬は探し甲斐があります。
土曜の札幌2歳Sからはオルフェーヴル産駒のロックディスタウンを。


・ロックディスタウンは父オルフェーヴル、母父ストームキャット。ノーザンダンサー
の4×5で割合普通の配合ですがデビュー戦が話題になった牝馬ですね。1800メ
ートル戦で上がり32秒5という事はある程度の能力が保障されていると思います。
オルフェーヴルの良さを引き継いでいると仮定するといやがおうにも期待が高まり
ますがとにかく2戦目が重要ですね。



新潟記念については該当馬がいないので見送り。



小倉2歳Sは例外的に、応援という意味で藤田菜七子騎手鞍上のフローラルシトラス
を。


・フローラルシトラスは父キンシャサノキセキ、母父コロナドズクエスト。インブリ
ードはヘイローのみで渋い配合。斤量の軽さもあるかも知れませんが2戦目の直千で
圧勝なので今回は大きなチャンス。小細工を用いずに前に行って粘るという作戦が
良さそうですね。
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秋が近づき

先月あたりから読書熱が高まっています。仕事に関係した書籍をと思って書店に行った際に
ついでに読みかけだった本の続刊なども購入したせいもあって、若干積読が増えてきており
ます。休みの間に消化したい一方でどうしようもなくダラダラしたい欲求があり、本日は割
り切ってだらけることに。


涼しい日でしたが、蝉が鳴いていたり秋の虫の声が聞こえていたりなんだか季節感がよく分
からなかったですね。秋になったらなったで「寒さ」が堪えたりという事もあるかも知れま
せんが、まことに丁度良い温度というのは微妙なものです。



それにしても話題に困ります。ネタのなさに反比例するように書物や創作物に対してのアン
テナが敏感になっているのですが、語れるほどのものではなくても日々試行錯誤がありまし
て『何を優先させるか』という思考も重要になっているように感じます。自分でもどうなの
かと思ってしまいますが、休みの日にさえ「次の休みの日には何をしようか」みたいな事を
思い浮かべていて、そういう先にはK君やO君と次に会う日のイメージが漂っていたり。



実際、ここ一か月程「仕事」の間にどういう喜びとか楽しみを見つけるかとか、どういう気
持で仕事に臨むのがいいのかという工夫をしていて、それが目下の関心事になっているのは
間違いありません。

ありかたとそうあれる

世界というか、自分が関われる人達にとってどうあるべきかなんてことを考えて夜中に目覚めた。知らず識らずに与えられてきたものを思うと自分ができる事をなんて考えたりもするけれど、真心から出たもの以上にはなれないなと思うとやはり等身大の自分のこの気持ちを大事にしたいと感じた。


どう足掻いても冷めた見方というものは出てきてしまう。求められていることに応えて行き続けたとしても、そこには求めているものがあるとは限らない。それでもそう続けることで何かが得られたのは確かで、それで良いのだと思うしかないのかも知れない。


他方でその得られたものから広がってゆく世界をこの上なく大事に思っている自分がいて、いつの間にやら熱いことを語り出したくなっている。



受け入れているようで、どうにかやれているようで、なんだかんだで自分の為にしか動けていないのかもなんて思う一方で、表面的な事を語るだけじゃないように発したいと素直に思えたのも本当である。



結局自分の為なのか、本当に誰かの事を具体的に想ってなのかはもうよく分からない。向けられるものを自分が受け取る覚悟もあまり出来ていない。どういう在り方が望まれているのか、どうあろうとしているのか。



迷いつつもそこで言葉を吐く。飾らないけれど、それでいて親しいものにはならない自分の言葉。そこには願いがある。それだけは確かだ。

今週の重賞

今週は新潟2歳SとキーンランドCがありますね。既に夏の終わりさえ感じますが、新潟2歳S
は好天で開催されているイメージ。良血馬を探してみるとフロンティアが該当します。


・フロンティアは父ダイワメジャー、母グレースランド。母の母ゴールデンサッシュをご存じの
方は競馬歴そこそこあると思われますが、ステイゴールドの母。そしてその母はダイナサッシュ
でサッカーボーイの母であることを知ると母系として優秀な事が想像されますが実際にグレース
ランドはドリームパスポートという活躍馬も出していますし、ラウンドワールドも出しています
ね。フロンティアは父ダイワメジャーという事でノーザンテーストの奇跡の血量となっていて、
なかなか味な血統ですね。



キーンランドCは既に紹介している馬がほとんどなので割愛。



注目の新馬については完全にロマン枠でラヴシーフを。


・牡ラヴシーフは父ブラックタイド、母父ビワタケヒデ。ノーザンダンサーとヘイルトゥリーズン
のインブリードがありますがこの血統、父と母父がその兄弟がどちらも三冠馬という面白い血統
です。これがもし父ディープ、母父ナリタブライアンなんて事になれば「おお!」となるわけで
すが、4分の1くらいは実現しているような気がします。しかも青毛なんですよね。


土曜新潟5レース、芝1600メートル出走予定。

NHKにて

数日前、このブログでも度々登場している「ほの」さんという方のツイートでNHKの
ファミリーヒストリーでオノ・ヨーコさんが取り上げられていた事を知った。番組の構
成上オノ・ヨーコさん自身というよりは彼女の肉親とかルーツを辿ってゆくのだが、そ
こにほのさんが驚いたように「二本松藩」が見事なまでに関係していて、しかも戊辰戦
争が切っ掛けとなっているという事に非常に深い何かを感じざるを得なかった。


「深い何か」


としてしか表現できないのだけれど、オノ・ヨーコとジョン・レノンの関係とか私がジョ
ン・レノンを一時期聴き続けていた時に妙な安心感を感じたことなど、こう表現するのは
もしかしたら違うのかも知れないけれど、戊辰戦争や世界大戦の敗戦を通じてオノ・ヨー
コさんに流れている平和の祈りのようなものがジョン・レノンの求めているものだったの
かもと漠然と思ってしまう。



何にしても福島ビエンナーレというイベントに関係して今もお城山の展望台にはオノ・ヨ
ーコさん製作のプレートが設置されている。そこに掘られた英語が


「SKY AGAINST THE THUNDERSTORM


Make a sky in a thunderstorm」



という文章で、『嵐の中に空を』的な日本語になるのだろうか。「ほんとうの空」を意識
しての「SKY」なのかも知れないが、こんな風に取り上げられると妙な具合に「中心」
という感じがある。何にしてもこういう事をきっかけにして二本松の事を知ってもらえる
なら、特に歴史的な事も探ってもらえるならいいなと思う。

やらなきゃという感じ

一年ほど前からやりたいなと思っていた事がなんとか達成できました。自分にとってはかなりの
達成だったのか出来た時にはスウっと何かが抜けていったような感覚で、逆にいうとそれくらい
ずっとやりたいなと思い続けていたという事なんだろうなと思います。


創作の作品を作っている間は長さや強さに違いはあれどだいたい同じ感覚があって、仕事ではな
いですが「やるべき事をやった」という感じ、たとえて言うなら「夏休みの宿題」が終わったと
いう爽快感があります。子供の頃は夏休みの宿題は早く終わらせていた…のですが一部の面倒な
ものが最後に残るという事があったり。『夏休みの友』は速攻で終わらせていたので日記とか継
続しなきゃできないものが厭だった記憶があります。


というか日記はちゃんと読んでもらえるなら付ける意味はあるのですが形式的に付けるだけなら
「報告書」になってしまうのは仕方ないですし、それこそ『ネタがない日』にネタを探す事は今
でも難しいですしね、多分日記の一番良い書き方は先生に読んでもらうというよりも自分が大き
くなった時に振り返れるようにという気持ちで書く事だと思います。



結果的にはネットで日記やブログを15年くらい書き続けているので、そういうのもやっぱり当
時の未練というかやり残していた感覚があったんだろうなと。小説にしても同じですし、歌にし
ても実はそういう面もなくないかなというところ。以前「ちょっと特別な」というところで書い
たのですが、確かに自分が経験した体験した事が何かの切っ掛けで『記憶』として思い出せるよ
うになると得をした気分になります。


ツイッターにせよインスタグラムにせよ『残す』という事は『振り返る』という事と切り離せな
い面があって、まあ自己顕示の意味で誰かが観てくれないとやる気が起らないのもありますが、
「公開」する日記の良い面は、


他の人が読んでも分かるように


と意識して書く事です。それを振り返った時の自分は書いた時とは同じではない…ある意味で「他
の人」という面を持ち合わせています。そういう場合でもその時自分が伝え残そうとした「何か」
を伝わるように書くという意味では読み返した時に新鮮さがあります。もちろん、量が膨大になれ
ば振り返るのも一苦労にはなってきます。



少し話が逸れ掛かってはいますが、とにかく「やるべき事」として時々ブログに何かを記すという
事も外せなくなっている事に気付きます。そして意外と書いておいたものが自分に読まれるのを待
っているような感覚も実はあったりして、読み返しておかなきゃなという気持ちがあります。

新曲

完成しました。タイトルは「Sunrise」ということにしておこうかなと思います。

曲はこちらから



(1番)


始まりの言葉はなんて 切り出したらいいのか


歌いながら 繋いでいって 余計に照れ臭いね



通りを歩いている


流れてゆく汗に


季節を感じ



Sunrise どんな時だって



忘れず紡いでゆきたい


その向こうにあるもの


まだ僕は知らないから



(2番)



僕が見る 変わり映えの  しないものと町並み


確かめて 見つけてゆく   そこから始まる事



ふと今気付いた


いつかと同じような


胸の高鳴り



Sunrise 今日も増えてく



忘れたくない 君との日々


まばゆい 思い出と 



重ねる 細い散歩道



(Cメロ)


認め合う 喜びと


行き違う 悲しみも


いつもこの心 動かすから




(大サビ)


Sunrise どんな時だって



忘れず紡いでゆきたい



その向こうにあるもの



まだ僕は知らない



Sunrise 今日も増えてく



忘れたくない 君との日々



広がる景色のように



夢はまた膨らんでゆく




まだ君も知らないから

今週の重賞

今週はいつのまにかスーパーGⅡと呼ばれている札幌記念と北九州記念ですね。まずは
北九州記念から、満を持していよいよ紹介する事の出来るマイナー血統ダイアナヘイロ
ーですね。


・ダイアナヘイローは父『キングヘイロー』、母父グラスワンダー。キングヘイローの
母がグッバイヘイローなのでヘイローのインブリードなどがありますが、それが良い方
向に働いたのか素晴らしい快速馬。高速決着ならほぼ逃げ切ってしまうんじゃないかな
と思いますが武騎手が鞍上というのも心強いですね。




そして札幌記念はマウントロブソンが良血といえそう。


・マウントロブソンは父ディープ、母ミスパスカリ(その父Mr. Greeley)。母は重賞で
も好走したことのある金子馬で、ディープとの配合でアウトブリード。スプリングSを
既に勝っていますが菊花賞から長期休養で前走福島テレビOPでマイネルハニーを下し
ています。戦ってきたメンバーからすると今回は十分勝機はあると思いますが、まだ強
さがはっきりと分らないタイプの馬でここで見極めようかなという感じですね。



少し雑にはなっていますが注目の新馬はリシュブールを。


・牡馬リシュブールは父キンカメ、母ラストグルーヴ(父ディープ)でノーザンダンサ
ーの5×5が2本。一戦一勝で現役を引退した母の能力は判らない部分もありますが、
間違いなく現在の考え得る限り一番豪華な配合ですね。エアグルーヴの牝系は安定し
ているので新馬戦ならとりあえず無条件で買った方が良いのかも知れませんが、日曜
札幌5レースにはモーリスの全弟のルーカスもいます…しかもモレイラ。




伝説の新馬戦になるのか…?

会った夜

今朝、出勤の準備をしている時に昨晩の事を思い出していました。カラオケ店に集まった
その時間は「スロペ」で強調している「ノリ」そのものが再現された瞬間でもありました。
管理人H、管理人O、関係者Kの3人でのびのびと好きな歌を歌っている間、非日常とは
違いますけれど久々に『ワクワク感』を覚えました。


それこそあっという間に過ぎてしまった時間で管理人O君が早めに帰宅してからはK君と
の熱唱タイムになりましたが、何より「雰囲気」を楽しんだような気がします。やはり
この時間が過ぎるとまた頑張るかと思えてきたりして、自分の中で大きなイベントにな
りつつあります。



改めて思ったのは、活動を続けてきて良かったなという事ですね。普段はそれなりに充
実しているなと感じて満足している自分を発見するのですが、こういう場面ではやっぱ
りまだやりたい事があるなと感じますし、趣味も含めて「共有されている」感が心強い
というか素直に表現できるのが嬉しいです。そして色々なものを出してゆけるからこそ
、もっと内にある何かを伝えたいという欲求も出てくるというか、そんなところです。



回顧しながらまだ少し余韻に浸っていたりするのですが、なんというか今回は特に「近
さ」を感じています。

「ああ、近くに住んでるんだな…」


っていう感じですね。もう少し気軽に会えそうな感じにもなっていますし、そういう感
覚があるとまた近く感じるというのもあるんだなと思います。

本日

本日、少し遅くなった「お盆」気分を味わっている管理人Hです。日祝日があってないような職
になってしまったため、平日休みも多いのですが今日もお休み。ですが管理人Oくん、関係者K
くんと本日の夜に会う予定になっておりまして、3人で会うのも久々になりますのでじっくり話
したりカラオケを楽しんできたいと思っています。その様子はあとで更新する事にしますが、と
りあえず現段階ではそれぞれ私生活や職場での変化もあるでしょうし、何か共有できそうな事は
確かめ合ってきたいところです。


「スロペ」の方針については管理人Oくんが自ブログに集中しているので事実上管理人Hがメイ
ンになっていますが、かつて存在した「スピスタ市」というHPで得た教訓から、いわゆる3人
の「ノリ」の象徴のようなカタチで存続させていきたいと思っています。この頃はツイッターも
かなり影響力のあるメディアになっていますし、ブログというのは『広報』という意味合いが強
くなっているような気がします。過去に書いてきたものについても活動記録のように読めますし
、何かしらの「跡」になっているんじゃないでしょうか。



とはいうものの、3人で会って話していればまた何か浮かんでくるのも事実。とにかくその名の
通りスローペースで長期的な視点を持つブログですから状況が変わったその時々に応じて出来る
事を模索してゆくというのは変わらないと思います。




そろそろ6年目が見えてきた時期です。その時と今を比べてみるのも面白いかもしれませんね。

新曲

曲ができました。まだ一番だけですけど。

新曲


完成したらまたアップロードしますが、とにかくギターのテクニックが重要で、練習しないとなぁと思っています。

今週の重賞

今週は新潟の関屋記念と札幌のエルムSですね。お盆ですが競馬はあんまり関係ない気がしますね。
関屋記念の該当馬は3歳馬オールザゴー。


・オールザゴーは父ステイゴールド、母アルーリングボイス。母の名前を覚えている人もいるかも
知れませんが、重賞2勝をあげているフレンチデピュティ産駒ですね。そうなると父をディープに
したら走りそうなイメージで、実際に当歳馬が父ディープで注目されている雰囲気ですね。オール
ザゴーはNHKマイルCを人気薄で5着にきていました。現3歳のレベルを測る上でも参考になる
かも知れませんね。



エルムSはダートで面白い血統という事で、テイエムジンソクを。



・テイエムジンソクは父クロフネ、母父フォーティナイナー。戦績がある意味すごくて、デビュ
ーからほぼずっとダート1800の距離を走っています。3連勝で迎える初重賞ですが、クロフ
ネの血が爆発したりしないかなと思ったり。実際このところ圧勝の連続で、あっさり勝ってしま
ったりすれば大きいところも狙えるのかも知れません。



注目の新馬戦はやはり…タニノフランケルですね。



・牡馬タニノフランケルは父Frankel、母ウォッカ。言わずと知れた名馬のウォッカの子
出しは今のところあまりよくないのですが、父をFrankelに変えてどうなのかという結果
が明日分かります。

今週の重賞

今週の重賞は2つ。新潟のレパードSから見て行きます。良血というか活躍馬で
エピカリスを取り上げます。


・エピカリスは父ゴールドアリュール、母父カーネギー。母系にはマルゼンスキ
ーの名前が見えますが母は目立った活躍はしていません。ですがメイショウナル
トを輩出しており、父ゴールドアリュールの安定感を踏まえると隠れた良血とい
う感じでしょうか。ややノーザンダンサー系のインブリードが濃いですが、ミス
プロが入っていない血統なので種牡馬としても悪くなさそうです。前走が回避な
のでこのレースで強さが観られればなと思いますね。




小倉記念ではサンマルティンが該当馬。



・サンマルティンは父ハービンジャー、母ディアデラノビア。ハービンジャー×
サンデーという最新のパターンで、アウトブリード。セン馬になっていますが地
力はありそうですね。早い上がりを使えるタイプなのも魅力ですね。



そして「注目の新馬」は、シースプラッシュ。



・牡馬シースプラッシュは父エイシンフラッシュ、母父サンデー。アウトブリードです
がデムーロ騎手を確保しているとの事で素朴に走るのかな、という感じ。日曜小倉5R
1800メートル予定。

ピークなのか

充実した休日。創作も出来たし、動き回れた。


「やりたい事」というのは一部「やらなきゃいけないような気がする何か」でもある。人生を迂回
してきたようにも見える自分としては、少なくともやる時間があるなら取り組んでみようという意
識が強い。日々やり方を工夫してゆくという事が必要だと感じていて、ちょっとでも心掛けられる
事があるならメモに記してゆくけれど、それも増えすぎるともう無茶な要求になってしまう。末期
的な場合だと、『読み返すべきメモ』を選別しなければならなくなる具合である。



それでもこうして順調にこなしてゆけると積み重なってゆく喜びにも浸れる。ちょっと前に述べた
ように『難しくなっている』と感じてる中で出来ることは格別かも知れない。無論、時間は有限で
作業があるならいつの間にか時が経過していて気付いたらもう休日も終わり…な感覚なのでそうい
う場合の「最終奥義」としてはとにかく主観的な意識を加速させるしかないという結論に至る。休
日でゆったりとして過ごす醍醐味がないのもやっぱり物足りない。



8月は勢いよく過ぎてゆきそうだ。フジファブリックの「真夏のピークが去った」で始まる名曲を
友人の前で歌える日が来るといいなと思いつつ、取り戻せない時間というよりも過ぎてゆく季節を
何かにしていたいという気持ちが高まってくる。


<やっぱり今年も同じ事を思ったんだな>


と気付いている今日もまたちょっと特別な日だった。

応用

近所の小学生が言った「市民プール」という懐かしい響きでいつかの夏がフラッシュバックしたその日、これでもかと言わんばかりに脳髄を酷使して極限の熱を持った頭を左手で抱えながらで作業部屋でうちわを扇いでいた。訳あってちょっとした地元の夏祭りという風情のイベントの手伝いを頼まれて当日の余興にと何かアイディアがないか知恵を振り絞ってみるものの、何分そういう経験に疎いゆえ貧弱なイメージしか湧いてこない。



世間は「夏休み」と「通常営業」のせめぎ合いでどこかソワソワしつつもいつも通りを心掛けなければならないようなそんな8月に突入している。数年後にせまった自国開催のオリンピックの莫大な費用と労力に辟易しつつある自分としては、低予算でささやかに楽しめるこういった地元のイベントに微力ながら協力できるものならと安請け合いしたのは決して無謀ではなかったと信じたい。平素、「気持ちがあれば何とか出来る」と我が身に言い聞かせているその理論というか理想が通用するかどうかが試されるようなシチュエーションで、しかしながらここまで苦戦するとは思ってもみなかった。



蝉の声に意識を奪われつつもとりあえず「ミニコント」という路線で考えることに決め、では何のネタが良いのか、どのくらいの人数で演じるのかというところからが思いのほか難航している。既にアラサーの余裕さえも漂いはじめた年齢で、古すぎるネタではいけないけれど会場に訪れるやや「老」に偏った老若男女に対して少しは笑いが起るように作ってゆくとするならどういった要素が必要か…何てことを理屈で考え始めると自分はそういう分野についで手練手管と呼べるようなものは持ち合わせていない事に早々に気付く。



「悶々としててもダメだな…こりゃ」



とりあえずタブレットのアプリを開きながら思いつく限りのメモを取っていたのだが、益々勢いを増してきた蝉の大音声に既に気を取られ始めている事に気付く。こういう時は無難な選択だけれど少し気晴らしが必要だなと思った。折よく「ポケ〇ンGO」のレイドバトルイベント中で、鄙びた部類のこの町のジムにも「伝説のボス」が出現しているという情報があって、休日やちょっと開いた時間にぼちぼちユーザーが集合しているという話である。自分も休みの日くらいはちょっとばかりやる気が湧いてきて、車で行ける範囲の場所なら周ってきていたりする。今もちょうどレイドバトルがやってそうな時間帯だし、車でひとっ走りして様子を見て来ようかなと思う。





そうして移動中、狭い道の対向車に意識を向けながらも自分の心が結構「ワクワク」しているという事に気付く。


<身体は大人になっても、どっかで子供なんだよな…>


微妙な感覚をそんな風に納得させつつ、また別な意識で「夏祭り」というのならやっぱりそういう気持ちが必要なのではないかと思ったりする。大抵の事は自分もどこかで楽しんでいなけりゃ身が持たない、的な事をそこそこ経験していると『気持ち』の重要性に嫌でも気付かされる。同世代の連中も「ポケモンGOさまさま」な部分があるのかも知れない。



ある意味昔より来るようになったかも知れない駅前の駐車場に車を停め、辺りを見回してみると暑さにも関わらず出歩いている人が多い印象である。そりゃあ平日だし用事のある人が居るだろうし、ジャージ姿の学生なんかは夏休みだろうが部活に行かなきゃならんという定めがあるわけだからして必然的に駅というのは人が集まるものだけれど、本当に僅かにだが自分と似たような気持ちでやってくる人もいるんじゃないかという雰囲気である。


「う~ん…こいつは一人では狩れなさそうだな…」


スマホの画面に表示されているジム…に表示されている「伝説」ではないものの比較的強敵のボスの能力を確認して急激に意識が萎えてくるのを感じる。田舎というハンディにも挫けずに続けてきたとしても、人が集まらない限りはどうにもならない壁。それはまるでこの町の何かを象徴しているような「あるある」のようで余計に気持ちが削がれる。



「まあ、適当に周ってアイテム回収するか」



と持ち前の『対応力』で方針を変え、アイテム集めに切り替え用とした時だった。



「あ…」


今しがた駅の正面に現われた二人の比較的若い男性がお互いのスマホを確認しながら何か話し合うようにしている。<このパターンは十中八九「レイド」だな>と思って、どうせ今日はこのままだと使用できないであろう「パス」を使ってボスに乗り込んでみる。案の定、二人はボスに挑もうとしていて、『合法的』に割り込むような形で自分も参戦する格好になった。おそらくは彼等のスマホに表示されたユーザーを確認して微妙に意識されているだろうけれど、世代もちょっとずれてるし敢えて接触し過ぎないように気を遣いながらバトルの時間を待つ。



<なんつーか、気恥ずかしいのは何でだろうか…>



こういう恥ずかしさは電車の中で乗り合わせた場合と似ている。バトル的にも情けない戦いは出来ないし、かと言って人数が多い方が圧倒的に有利なのは事実だし、彼等にしてもいいタイミングだったと思っているはず。などなどいろいろ自分に言い聞かせるようにしてバトルが始まり、地味に2体ほど倒されてしまったけれど何とか狩ることが出来た。



「よっし!」


ほんとうに小さくだがガッツポーズをして、ささやかな気持ちで二人の見知らぬ男性の方を向いて軽く礼をする。するとあちらの方もにこやかにほほ笑みつつ、目を合わせて少し頷いてくれる。これは確かにこのゲームの『醍醐味だ』とその時ほど実感した事はないかも知れない。事実上、たまに会う友人とか職場の同志とガキのようなノリで挑んでみることはあったけれど、こういう風に世代も違う人が「居合わせた」という理由だけでタッグを組むというのは自分にとっては初体験だった。



というか、今思うとそんな自分がよく「伝説」という情報だけでノコノコとやってきたなと感心する。仮に出現したとしても、ほぼノープランだったと思う。まあ何にしても結果オーライで倒した後に何とかポケモンもゲットできた。日常では味わえないちょっとした高揚感と供に、車内に戻って一息つく。


「あ…そっか、ベタかもしんないけどコントのネタこれでいいんじゃないかな…」



そんな事に思い至ったのも間もなくだった。



☆☆☆☆




イベント当日「田舎あるある」ネタを折り込んで、同世代、少し上の世代にもありがちなおっさんの悲哀と、若人のまばゆさをテーマにしたミニコントはまあまあ好評だった。特にダメダメなおっさんが、偶然そこに居合わせたという理由で早々に「夏が終ってしまった」高校球児と一緒に花火を見て慰め合う展開が視聴者の胸を打ったらしく、



「君、実際にああいう経験をしたの?」


と後で訊いてくる人もいた。それに対して、


「似たような経験をしたんです」


という答えがまさかポケモンが念頭にあるとはだれも思わないだろう。まあ「応用」といえるだろう。
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二人の管理人

Author:二人の管理人
ブログには珍しく二人の管理人で更新してゆくブログです。

二本松のこと、競馬のこと、これから手探りで何かを
やってゆこうと思っています。




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