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スローペースで、二人で出来る事を模索しながら。二本松、競馬、などなど。

今週の重賞

2冠馬のドゥラメンテの引退は残念でしたが種牡馬として頑張って欲しいと思います。さて今週は福島競馬が開催。
そして重賞のラジオNIKKEI賞とCBC賞があります。ラジオNIKKEI賞は前年アンビシャスが勝ったと
ころをしっかり見てきたのですが今週は行かないと思います。その代わり来週は行きます。さてこのレースではブ
ラックスピネルが有力で前年と似たパターンなのであっさり勝つ可能性も。今回はシミュレーションもしてみます。


・ブラックスピネルは父タニノギムレット、母父アグネスデジタル。サンデ―が入っていますが次で4代目になる
ので相手は居ない事も無いと思います。サンデ―の4×4やミスプロのインブリードを狙うとすればジュエラー。

http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=12&y=20&sire=0001173447&broodmare=0001168877


まあ狙い通りですね。あとは父キンカメの牝馬で配合相手の難しいレッツゴードンキを選ぶと、

http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=32&y=13&sire=0001173447&broodmare=0001152102


似たような配合になります。タニノギムレットの後継として活躍をしてほしいところですね。


さてCBC賞はベルカントでシミュレーション。


・ベルカントは父サクラバクシンオー、母父ボストンハーバー(シアトルスルー系)。もうサンデ―だろうが、
キンカメだろうが大丈夫な血統でそれならば相手に悩むドゥラメンテを。

http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=74&y=16&sire=0001151936&broodmare=0001140221


嬉しい事にノーザンテーストのみ。仮にこういう血統でドゥラメンテが後継馬を出せるなら、そこでサンデーの
位置的になんとか相手も増えてくると思います。さて、ベルカントにはスプリンターも当然選びたいので王道
として、ロードカナロアを。


http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=6&y=17&sire=0001089850&broodmare=0001140221



ノーザンダンサーだけですし選びやすいですね。
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朝に

それは遠い憧れ 夢に似た何か

目覚めるように動きだし


朝の静けさのうちに想いは膨らむ


とはいえ為すべき事は目の前にある


ひたむきでシンプルに


何かを願ってやり遂げてゆく



今はただ内なるものとありのままの姿に


架け橋を与えるように


言葉を連ねてゆこう

ある未来の話 ②

あの部室の異様な体験と印象を引きずったまま帰宅した私は仕事が休みで居間で本を読んでいた母に平静を装いながら「ただいま」と言った。母は普段通りに「お帰り」と声を掛けてくれたので何となく気持ちが落ち着いたような気がした。


「あれは一体何だったんだろう…」


それから自室で一息ついた時に思わずこんな言葉が漏れた。と言っても学くんの説明が本当ならば何だったのかは分かっているのでむしろあの体験が現実の事なのか疑っているような言葉だ。冷静に考えられるようにと机に突っ伏して「う~ん」と唸る。


<誰かに相談するべきだろうか?じゃあ誰に…>


というような事が頭に浮かんだ時、相談できそうな友達が誰だろうなと絞っていたら花恋の事が思い浮かんだ。もとはといえば花恋が学くんにアプローチする為の手伝いだったわけで、こうなった責任の一部は彼女にあるように思えた。


「でもなぁ…」


だからといって花恋が私と同じようにあの体験が出来るのかどうかは分からないし、何となくだけれど友達をわけの分からない人に関わらせたくないような気もする。と、その辺りまで考えたところで私はちょっと思いついて真新しいノートを抽斗から一冊取り出した。


「え~っと、分っている事は…」


ちょっと前から自分の特技を活かして日記を書き始めた私だったけど、同じようにして今日体験した事とか私が見たものとか学くんが言った事などをまとめてみれば少しスッキリするのではないかと思って書きだしてみる事にしたのだ。あとで何かがあるかも知れないと思ってなるべく詳しくを心がけていたらいつの間にか一時間程経過してしまっていて、その時下の階で音がして弟が帰宅したのが分った。


「あ…そうだ、いい事思いついた」


意外と思われるかもしれないけれど私は今書いたばかりのノートを携えて今しがた入室する音がした弟の部屋に駆けこんだ。


「ちょっといいかな?」


部活帰りでジャージ姿で床に座っていた弟に声を掛けると、


「いいけど、ちょっと着替えていい?」


と言われた。それもそうだなと思って、一旦部屋を出る。少しして「いいよ」と中から声がしたので再び入室した。


「なんかあったの?」


弟にしては珍しく心配するような目を私に向けている。あまり深刻にすると話がややこしくなりそうだったからなるべくおどけてみせて、


「あんたほら、最近ライトノベルとか読んでるでしょ?ファンタジーっぽいの」


と話し易い所から語りはじめる。


「うん。それで?」


自分が好きな話題だからなのか表情からも喰い付きが良いのが見て取れた。こうなればしめたものだった。


「実はさ私じゃないんだけど作家みたいなのを目指してる友達がね、ファンタジーの設定を考えたの」


「へぇ~すごいね!聞きたいな」


「そうそう。喜ぶかなと思って聞いてきたの。で、参考にしたいから意見も欲しいの」


「ああ、そういうの俺好きだよ!ってか、実は俺も最近ちょっとノートとかに…いや…見せないけどね」


少し中二が顔を覗かせている弟。私の念頭にあったのも弟のこういう部分。私はノートを見ながら、ちょっと慣れていない感じで今日あった事をぼかしながら説明した。


「ふんふん、それでそれで」


興味があるのか最後まで真剣に聞いてくれた。


「へぇ~凄いなぁ。まあそれだけだとちょっと弱いけど悪役とか出せばファンタジーになるよ、それ」


最後にはこんな風に太鼓判を押してくれた。まさか彼はこれが『現実にあった事』だとは思うまい。でもこれだけ熱心に考えてくれるなら、もしかすると私が取るべき選択もそこから見えてくるような気がした。私は弟に「じゃあこの主人公はさ、その能力をもった人とどう接するべきかな?」と具体的な質問をぶつけてみる。


「う~ん…難しいよな。本人は怪しいものじゃないって言っても、未来が見えるならそうなる未来も見えてたかも知れないしなぁ…」


「あ…そういえば…」


弟の先入観のない視点から、私は取り逃していた可能性を知った。厳密には未来の可能性がみえるのだけれど、起り易いのは『濃く見える』わけだから、もし私が来ることが起り易かった事だったらば知っていた可能性がある。けれど弟は神妙な顔をして、


「でも、それだったらそうなる未来を回避するように動いてたかもしれないし…なんか頭が混乱してくるけど、もしかしたら起り難いことでその人も見逃してたのかも知れないなぁ…じゃあ…」


「じゃあ?」


「…」


そこで弟は何かを考えたまま黙りこくってしまった。しばらくそうしていたと思ったら、


「わかんねぇ」


「へ?」


私は思わず訊き返した。


「いや、俺にも分んないよ。まあもし俺が主人公だったとしたら、作戦としては直接その能力者に近づくんじゃなくて、周辺から攻めるかもね」


「周辺から攻める?」


「つまり能力者の知り合いとか友達とか、なるべく普通そうな人から、何か気になる情報とかを引き出してくれば安全だってこと」


「なるほどね…!あんたこういうのはよく思いつくのね、すごい」


「一言余計だよ」


弟は苦笑したが褒められて満更でもない様子。私もこれで何か糸口がつかめたような気がして「ありがとう、じゃあ友達に伝えてみる」と言って自室に引き返した。そこからはまるで探偵物の漫画のように推理をするみたいにノートに様々な『可能性』を書き込んでいった。やってみると結構楽しくて熱中してしまったけれど、ふと冷静に返る。


「そういえば、もし学くんのいう事が本当なら100年後も今とそんなに変わらない世界になってる可能性の方が高いのよね…」


一番強いイメージだったごく普通の日常。それが既に分っているという事はある意味で先が分っているようなもので、私はどこか安心してしまった。


後でそれは本当はそういう事ではないと分ったのだけれど、私は満足して下に降りて父が帰ってきたので普段通り家族で夕食を食べ、そしてテレビを見てぐっすり眠った。

とどきそうな

叢雲が棚引いている

それもまた心地よい日の証のようで


うっすらと漂う水を含んだ空気は


どことなく懐かしくて



軽はずみには良しといえないけれど


それでも好いと思えた



行く先はイメージの向こう


それほど遠くはない


手の届きそうな未来

麗しき人の夢 ⑧

紫陽花が似合う季節になった。四季という言葉があるけれど、自然はもっと繊細に微妙に移り変わっていて春ではないけれどまだ夏ではないこの一時を彩っているこの花がいつの頃からか好きである。雨でじめじめした日が続いても色とりどりに咲いてくれているのを見ると、こういう時期も悪くないなと思えてくる。そしてまさにそう思えることがどれだけ素晴らしい事なのか、という事を考える時がある。


日曜。猫を庭に出して咲いている花とじゃれ合う様子をみて癒される。ベンチに座って喉をゴロゴロならしているのを見るともしかして癒されているのは猫も同じなのではないかと思ったりする。近所の野良が見えたような気がしたので同居人が気付かないうちに家に入れておく。抱えた時ブーイングをするように少しだけ唸っていた。


ところで庭には少しだけれど紫陽花が咲いている。大して花を植えているわけではないけれどその中でもお気に入りで葉も立派についていて腰の高さくらいまで育っている。土によって色が変わるという事実を知った時、近場でも色んな所に咲いているのに気付いて比べながら見ていた。ツイッターで紫陽花の花の写真に注目していたら、かなり近い場所に紫陽花が咲き誇っているという場所があるらしく地元に住んでいてもこういう盲点はあるのだなと感じた。



せっかくなのでその日に行ってみると、同じことを考えたらしい人が数名先に来ていて傾斜の中腹位に作ってある東屋のような処で寛ぎながら花を愛でていた。軽く会釈して私はせっせと周囲を見回る。白い紫陽花は西洋あじさいというらしく種類が違うとのことだが、やはりここでも紫陽花は藍や紫、その中間のように様々な色を見せてくれている。ここで自分のお気に入りだったのは頂上の方にある青々とした花弁。自然界に青の花というのは比較的珍しいと思うけれど、ここまできっちり青く発色していると目を奪われてしまう。


「ただできたらもうちょっと淡い感じのもないかな…」


もちろんイメージ通りと言うのはなかなか難しいだろうとは思う。それでも何か得した気分になって帰る。その間にそういえばあのエッセーでも花について述べていた部分があったなと思い出した。流石に時間が経っているので思い出し難くなっているけれど、折角だからもう一回読み直してみようと考えた。家でエッセーを捲りながら書いてある部分を探す。あった。こんな風に書いてある。


『夢の中でも花はよく出てくる。当然のことながら色がついている夢であることが多い。純粋な白い色の花が出てきたときには脳の中でこのような色が既にイメージされているという事にひそかに驚いたものだが、そもそも『頭の中がお花畑』というあまり好ましくない言葉があるように花が咲き誇っている場所はそれなりに現実感を失わせるのかも知れない。花の色は作り物ではない。現実に観ている鮮やかな色は神秘的でさえある』



花の夢を見るというのは確かに珍しい事ではないように感じるが、興味がない人には出てこない可能性もある。現実感を失わせているのかどうかは少し迷うところだが、先ほどの行った場所があんなところにあるという事は確かに想像はしていなかった。著者の花に対する知識が少し述べられたところでこんな風に続ける。


『そういえば最近緑の花があるという事を知った。とある場所で見かけたのはペチュニアというありふれた種類の花なのだが、青の薔薇が出来たという話も聞いたけれど、緑の薔薇もあるらしい。緑の花というのは葉と同じ色でなかなかに不思議なものである。それを知った時の驚きは大きなものだったが、私はこんな事を考えてしまった。


<ではそれを知らなかった私はそれまで現実というものを知っていたのだろうか?>


大袈裟かもしれないこの疑問は、現実にはどういうものがあるのかを知っていなければ可能性の段階で除外している事があるのではないかという意味ではなかなか面白い見方である。それまでの私の現実には緑色の花はそもそも存在すら考えられていなかった。では可能性として考えていたのか?


可能性を探っている夢の中にさえ勿論出てきた事はない。


そう考えると夢はあらゆる可能性を見ているというわけではなく、自分がどこかで可能だと思っている事を見ているのではないか。そんな風にも思ってしまった。勿論もっと奇抜な夢を見ている人にとっては虹色の花でさえ出てくるのかも知れないが』


夢と現実の交差を考えるエッセーらしい問題提起である。夢とはいえ経験したものから出てくるものだろう。だから具体的に形をとったものがはっきりと現実に現れた時には経験の延長からはもしかすると出てこないのかも知れない。緑の薔薇は知っていたけれど、ネットで調べてみると確かに緑の花と言うのはある。人工的に創られたものもあれば自然界にもともと存在するものも。私は、



<では…>


とはたと思う。私がぼんやりイメージしている淡く青のような紫のような絶妙な色合いの紫陽花も世界の何処かにあるのかも知れない。いやあるだろう。あると思うけれど出会えるとは限らない。


「でも、見つけたら嬉しいだろうな」


そしてそういうものを見つけるにはもう少し足を延ばさなければならないのだろう。それはまるで夢に向かって進むようだなと思ったりした。


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雨、のち

雨は駆けて行った そして静まる


生きていれば何かはある世界

訪れた静寂にもどこか余韻があって


始まりの刻(とき)の合図を待っている



一人では何も出来ないけれど


出来るところまでは一人で



だから少し歩いてみよう


こんな空には紫陽花が似合うだろう

ふかみ

繋げてゆく

ただそれだけでもドラマチックで


儚いものなのに


すんでのところでまだ失わせない



巡ってくる季節に置いてきたものが


蘇ってくるようなそんな時


朝の光は鮮やかに照らし出す


これもたしかいつか見た色



厳しささえこんな深みにして


また繋げてゆけるものなら

白く厚い

引き下がったところで何なのですか

止むに止まれぬ熱い波のようなものが


また廃れたものを押し流してゆくようです



夏の前を前にした白い空


その白い厚みはいづれ消え去ると知りつつも


絶え間なく青に向かい続けるには


とても



それならばせめて顔は上げ続けようと


そう決めたのです

今週の重賞(宝塚記念)

今週は待ちに待った宝塚記念。重賞もこれだけでシミュレーションを既にしている馬がほとんど
なので特別にちょっと予想をしてみようかなと思います。


展開を予想すると内枠のキタサンブラックと、噂ですがサトノクラウンも前に行くというような
話があってそこにラブリーデイもという事になれば前はちょっと早くなる可能性もあります。
アンビシャスの位置とドゥラメンテがどこで動くかが重要だと思いますが、シュバルグランの競馬
もちょっと気になります。


本命としてはドゥラメンテ、アンビシャスの馬連でいいかなと思います。3連複ならそこにキタサン
ブラックかシュバルグランを加えるという感じ。



まあ予想といっても当たらない事が多いので勝ってほしい馬を挙げたという方が近いかも知れません。

あじさい

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某所のあじさいです。幾つか種類はありますが、同じ種類でも色が違うのが面白いというか良いですよね。庭にもあじさいがありますが、こういう色ではなくて淡い色合いで青と紫の間くらいの色のあじさいがあったらなと思います。

ある未来の話

特徴があるかどうかで言えばないのかも知れない。どっちつかずが多くて時々八方美人にも見えたりするかも知れないとちょっと気にしたりする。でも本当はただ普通過ぎて面白味のない性格なのだと次第に分りはじめている。グループでやり取りしていても特に話題がない事にコンプレックスを感じ始めていて、ちょっと無理をしてキャラを立ててみようと思ったりするけれど空回りしている空気を感じる。


この間、こんな事があった。グループの中心の花恋という子が最近はまったというバンドの曲を進められて何曲か聴いてみたけれど自分はあんまり良いと思えなくて、少しは音楽は詳しい方だと思っていたからこっちの方が良いよと好きなアーティストのネットの動画をその子に見せたら、


「ああ私もそれ好きだよ、でもそのバンドだったら初期の頃の方が好きかな」


という反応で実を言うとそのバンドの初期の頃の曲は聴いたことがなかったからその時はあいまいに、


「ああ、確かにね」


と頷く事しか出来なかった。その日家に帰ってから初期の曲も聴いてみたけれど、私には構成が複雑すぎて心地よく感じられなかった。でも普通の人の感覚だと今の曲の方が人気があるし評価も高かった。それで良いような気もするし良くないような気もする。念のため弟にも訊いてみたら、


「ねーちゃんは感性が普通だからね」


と言われた。中学2年で音楽に目覚めたとかで時々ギターの練習をしている音が部屋から聞こえるけど、多分弟は「感性」という言葉の意味もよく分かっていないと思う。もともとは母親が口癖のように私の感性が普通だと言い始めたところから来ていると思う。



住んでいるのが田舎だという事もあるけれど、人並みに都会に憧れがあって大学に進学するとしたら漠然と関東方面で一人暮らしとかになるのかなとか想像したりする普通の高校生。進学校といえば進学校だけど、そこまで偏差値も高くない高校で、そこでの成績もやや上位というくらい。県内だったらそこそこ良いのかも知れないけど全国で比べたら本当に平均という感じ。唯一の特技は記憶力が良い事。記憶力といっても勉強には活かせなくて、単純に毎日あった出来事をよく覚えているという事。父が眠る前に変なところにリモコンを置いたのを見ていて、翌日の朝「リモコン何処だ?」と慌てていたところで私が普通に手渡したりすると「さすがよく覚えてるな!」と感心されたりする。ちなみにこれまでそういう事が7回はあった。一週間前の昼に食べたものも覚えているというのは特技と言って良いかもしれない。



もちろんその記憶力の良さも実際は良い事ばかりではない。コンプレックスを感じるようになったのも、過去の失敗をいつまでも覚えているからだし誰かに過去にあった事を指摘すると、


「一々細かい事覚えてなくていいから」


と倦厭されがち。それを言ったのはグループの中でも仲がいい美鈴で遠慮がないからこその指摘だったとは思うけど地味にショックだった。



ここまで話せば私がいかにも今の生活に不満を持っているという感じにも思われそうだけれど、本当のところは友達にも恵まれてるし、ちょっと大げさに述べ立てただけのちょっとした愚痴のようなもので、至って平凡なこの高校生活を私は好ましく思っていた。



でもそんな生活からほんの少し踏み込んでしまっただけで私は迷いこんでしまったのだ。その普通ではない世界に。




★★★★




「え?告白!?」


「しぃー!!声が大きいよ」


私が思わず出してしまった少し大きな声に反応して花恋は後ろを振り返りクラスの様子を確認してから私に注意した。花恋は小声で話していたけれど内容に吃驚してしまったのだ。私は小声で、


「本当に告白するの、学くんに…」


「うん。そのつもり」


花恋は頷く。「学くん」とはクラスで一番成績の良い子で大人びているから好印象なのだけれど、私からすれば落ち着き過ぎで「堅物」という感じしかしない。顔もこれといった印象がなくて塩顔という分類だけど、ちょっとのっぺりし過ぎていて少し不気味だった。まあ私も過去に好きになったのもちょっと変わった人だったし、好きになるのは理想的な人というわけではないと思うけれど、クラスでも一番華やかで男子からも人気があると噂される花恋がよりによって「学くん」のような人に惹かれるというのはやっぱり意外だった。そしてもう一つ意外だったのは、グループの中で私にそれを最初に相談した事だ。


「私に相談されても…学くんの事知らないけど…」


「うん。そうだと思うんだけど、私も告白っていうか気になっててちょっと話すきっかけを作ってもらえないかなって思って」


「自分からアプローチすればいいじゃん…」


若干理不尽な感じもしたのだけれど、花恋の性格から言って同じクラスというだけで全く接点がない「学くん」と自然に仲良くなるには基本的に分け隔てなく接する私が先鞭をつけるのが良いという理由で押し切られて「学くん」に接触する事になった。



その日の放課後、帰宅部の私はいつもならそのまま帰るところだったのだけれど少し教室に残り頃合いを見計らって部室棟のある部室の方に歩いて行った。ドアの上には『地域文化研究部』といういかにも堅苦しい名前のプレートが掛かっていた。心なしかその周辺の空気が澱んでいて妙に静かな気がした。


「失礼しまーす…」


意を決してドアをノックしてみると中から「どうぞ」という男の人の声が聞こえた。扉を開けそのまま中に入る。部室の中は何というか多分だけど資料の紙と書籍がまあまああるという感じという以外はごく普通で、化学準備室くらいの大きさの空間に男子が2人だけ静かに椅子に座っていた。違和感があるとすれば窓がカーテンで閉ざされたままになっているという事だろうか。


「なにかご用ですか?」


男子の一人が私を見て声を掛けた。その人は分厚い本を膝に置きながら読んでいたらしく、姿勢はそのままで顔だけこちらに向けていた。メガネは掛けているけれど顔は結構整っている。知らない人だ。


「えっと、同じクラスの土岐田学くんに用事がありまして」


「だってさ、学」


その人はその正面に座っていた学くんの方を見て言った。同じように椅子に座っていた学くんだけれど一つ気になったのは本当にただじっと座っていただけだという事。普通なら何かを読んで研究していると思うのだけれど。


「あれ?たしかクラスの…三浦…」


「優子です。三浦優子」



どうやら覚えられていたらしい。


「ああ、そうだった。で何か?」


学くんの感じが気兼ねなくという様子だったのでクラスの物静かな感じの印象とは違って意外と話し易い感じの人だなと思った。ただ「何か?」と急に振られてもここで話する内容ではないと思った。


「ちょっと廊下に出てもらっていいかな?」


上目遣いを意識して頼み込むような感じで言った。


「ほぅ、学は結構モテるんだな…」


学くんの向かいの人が茶化してきたけれど気にしないようにする。


「あ、ごめん今ちょっと席を外せないんだよ」


「へ?」


学くんの返事で変な声が出てしまう。明らかに席を外せないようには見えない。ちょっと考えて、もしかしたら断りたいからこんな事を言うのかなと思ったら妙にイライラしてきて、


「何それ、それはちょっと失礼過ぎない?」


と思わず声を上げてしまった。だけど二人とも驚いた様子はない。その雰囲気に堪えられなくなったのもあるけれど私は勢いで奥の方に歩いて行ってまだ座ったままの学くんの手を掴もうとした。



手首のところに手が触れた瞬間、私の身にとんでもない事が起った。


「え…?何…これ?」


私はその時異常なイメージを幻視した。起きているのに夢を見ているような、妙にリアリティーのあるイメージ。しかもそれは『一つ』ではなかった。咄嗟に直観したのは、それは幾つかの違う『未来』のイメージだった。それは強烈で、しかもそれが同時に襲ってくるので私は混乱し、気付いた時には学くんの隣にへたり込んでしまっていた。その時学くんの手を放すとイメージはまるで何事もなかったように消え去ってしまった。


「え…もしかして君…いま何か見たの!?」


学くんは衝撃を受けたように私を凝視し、こんな事を言った。私は一瞬でへとへとになってしまっていたからぼんやり頷いただけだったけど、もう一人の人が「そんな事があり得るのか…」と何かを了解しているように唖然としていた。


「あのさ…」


学くんは恐る恐る訊ねる。


「もしかして、自分が何を見たか分っちゃってる感じ?」


「うん…なんとなく…」


私は自分が見たものが信じられなかったけれど、仮に学くんがそれが何かを知っているとするなら学くんもそれを見ていたのだと思う。簡単に言ってしまえばそれは…


「…。説明した方がいいかもしれないね。今のは想像通り未来の『可能性』だよ。それは人間が想像するような未来の可能性ではなくて、実際に起り得る可能性の高いものがはっきり見えて、そうでないものが薄く見えるんだ」



「うん…そんな感じだった。私…とんでもないものを見ちゃった…」



それは一言では説明出来ないけれど、敢えて言葉で説明するとすれば人間同士が憎しみ合い争い合う少し先の未来の光景だ。ただそれははっきりとではなく、むしろはっきり見えたのは今と大して変わらない平凡な日常の光景。そしてもっともっと薄い光景で誰もが満たされているような理想的な世界のイメージが見えた。他にも色々な度合いで様々な未来の光景が見えたけれど、とんでもないと感じるのはこの両極端なものだった。


「僕が視ようとしたものが視えてしまった、と説明するしかないね。こんな事があるという例は聞いたことがないけれど、まあそれを受け入れるとして、もう少し説明するとすれば僕はある時点のそういう未来の可能性を見ることが出来る。遥か未来からかなり近い未来まで。君…優子さんが視たのは今から100年後の未来の可能性だよ」


「そ…そんな事が…」


話は信じることは出来ないのだけれど、イメージの生々しさは心が既に受け入れていた。でも私はそこで考え始める。


<仮にそんな事が可能だとすれば…>


可能だとすれば…そこからは様々な事が考えられた。能力を悪用すればどんな事でもできそうに思えた。そう考えた瞬間私は背筋がぞーっとして、知らず知らずに震え始めてしまった。学くんは、この目の前に居る人たちは信用できるのか…その様子を見ていたらしいもう一人の人は私に優しく語りかける。


「あ…あのさ俺には学みたいな能力はないし君のように見えたりはしないんだけどさ、実際その能力って何かが出来るようでほとんど何も出来ないんだ。だからまあ…心配しなくてもいいよ」



その言葉を信用するならば多分そういうことなのだろう。ただその時の私は色々限界だったので、


「ごめん…ちょっと私今日は家に帰る事にする…その話はまた後で」


と部屋を後にした。

つぶやくように

独り言のような話ですが、まさに文字通り独り言になってしまいそう。というのもカウンターを信用すればアクセスがほぼ無い状態ですので実質独り言なわけですね。ランキング上ではそこそこ上位なので何か変な気もするのですが、まあ今日は独り言というつもりで普段は書かない事を書いてみます。


さて、先週の土曜日に「THE YELLOW MONKEY」のライブに行ってきました。ツイッターの二本松のフォロワーさんも参戦しているらしかったのでちょっと挨拶に行ってみたりがありましたが、会場の熱気は凄まじかったですね。ライブのパフォーマンスも、本当にこれが目の前で起っている事なのかを疑う程に素晴らしく、CDを越えているのは間違いありません。特に低音の響きとか嗄れ具合が好きな自分としてはこのバンド特有の陶酔するようなメロディーで「ああこの曲を聴けたから死んでも良いかも…」なんて一瞬思ってしまったほどです。


でもここまで良いものを見れるならむしろ新曲とか新たな展開も期待するわけで、生きている事は時々大変ですけど待っていれば喜びがあるのだなと再び確信するような心地です。ライブが終わった後はそれが夢だったかのように現実に引き戻される事もあるのですが、今回は逆でじわじわとあの場面に立ち合ったのだと実感が湧いてきています。また行きたいなと当然思います。




他の話題という程の事でもないですが、最近テレビが普通に面白いので無理にネットで面白いモノを探さなくても良い状況になっている感じがします。考えてみると自分の話題は出し尽くしている感があって、何かを語るにしてもだんだん自分の中から出てくるものよりも世にある面白いモノの情報をという習慣になってきましたね。そんな状況だからこそ、自分の中から出てくるものが貴重というか自分しか出来ないことの方に集中すべきとか。それは「自分を出したい」というよりも、自分が出せるもので現代で何か価値があるものといえば(同じようなものがありふれているという理由で)自分しか出来ないものになってしまうという事からくる「自分を出さねば」という気持ちですね。



ただ「自分」といっても、例えば「自分にしかできないこと」というのを主にするなら例えばそれは創作で確かに表現されているといえます。例えば創作で女性視点に立って書くものは「自分」などこれっぽっちも出ていませんが、そういう風に書けるのはそんなに簡単ではないという理由で「自分にしかできないこと」に近いのです。



書いてて自分で結構面白い話だなと思いましたが、そういう自分はわりと平凡な感覚だと思います。

ひさびさコラム

先日設置した投票から競馬の記事を書くのもいいのかなと思いまして、今日は久しぶりに「競馬コラム」
を。


まず管理人Hの競馬歴の事を話しますと中学時代から続いてもう16年ほどになるのでしょうか。その
間ほぼ毎週競馬中継は見ていたわけでして、ゲームのプレイ時間も多いですしあまり意識せずとも語れ
るというところで蓄積がかなりあるなと感じる事もあります。もちろん何十年と競馬を楽しんでるファ
ンからすれば全然大した事がないのですが、既に若い人からすれば『おやじ』という言葉もチラついて
くる世代です。競馬の世界のトレンドの移り変わりなどを眺めていますと感慨深いものもあるのですが
、一方で競馬は奥が深すぎて分らない事だらけという気持ちもどこかでもっています。



管理人O君も多分同じ意識だと思います。競馬ファンの鉄則のようなものですが、基本的に現役馬の
方に関心を持ち続けていた方が良いと思います。過去の名馬のレースは見ているだけでも感動します
が、やはりその時代に留まったままでは今行われているレースを過小に評価したりしてしまう可能性
があります。最近でもエイシンヒカリという個性的な馬が活躍していたり、それほど思い入れがある
というわけでもない同じくディープ産駒からもアンビシャスという好きな馬が出てきていますし、
やはり現役の馬の戦いを見守っていれば面白い事も見つかります。



O君とはほとんど意識せずに競馬のネタを語りますが、自分達としては常識と思っている事もかなり
ディープ(なのに非ディープ産駒ですが…)な話題になっているのかも知れないですね。馬券も時々
買いますし競馬場にもかなり行くようになりましたが、あくまで楽しむ事を第一としているので予想
はそこまで本気になれない部分があります。またブログで予想をメインでやってしまうとそれに責任
をもたなくてはならないとか、逆に当たればアクセスも伸びるというハイリスクハイリターンがあり
ますが、管理人O君のPOGを始めとして語り合うのが好きな人向けの記事を書けたらと思っていま
す。



前置きはこのくらいにしてコラムらしい話題をということで、今週の宝塚記念を語りたいと思います。
宝塚記念で思い出すのはやはりサイレンススズカでしょうか。最初に「現役の馬を」と言っています
がコラム的には名レースから始めるのがいいのでそこは大目に見てもらう事にして、サイレンスズカ
の宝塚記念はたしかリアルタイムで見ていたと思います。あのレースではエアグルーヴも相当人気が
あったと思いますが、武豊騎手がそちらに乗ってスズカは南井騎手。南井騎手もナリタブライアン
というイメージが強いですが、自分はマチカネフクキタルとサイレンススズカの両方に乗ったという
事実が意外に興味深いと思います。前年の神戸新聞杯は見ていませんが、マチカネフクキタルも怪我
がなければもう一つくらいGⅠを勝てていたんじゃないかなと思いますが、スズカの前走の金鯱賞で
の2番人気はフクキタル。金鯱賞がこの時期にあったというのも歴史ですね。



南井騎手のスズカでの逃げは何か不思議な逃げでした。大逃げではない溜め逃げ。現代に戻ってエイ
シンヒカリのレースなども観ていますと、溜め逃げというのは掴まる展開が多くて見ていてヒヤヒヤ
します。ダビスタ99では大逃げ全盛で、ウイポなどでも思い切って大逃げにした方が一発があった
りするので何となく大逃げの方が成功するような気がしてしまいますが、むしろ控えられる馬なら
番手で競馬してくれた方が見ている方は安心するというか。



今年の宝塚記念はラブリーデイとキタサンブラックがどちらも前に行ける有力馬なので枠も大いに
関係してきそうですが、ドゥラメンテの破壊力やアンビシャスの思い切った乗り方なども注目に
値すると思っています。地味にカレンミロティックが怖いのですが、キタサンブラックの武騎手が
逃げるとしたらどのようになのかがポイントといえばそうですね。



血統的に応援したいのはトウホウジャッカルですが、大負けはしていませんが調整が難しいタイプ
のようで走りそうで走らない印象です。有力馬は宝塚記念に勝って凱旋門というプランを掲げる
という事が多いですが、そういう含みがあるならばやはりドゥラメンテに勝ってもらいたい気持ち
もあります。



そんな事をつらつらと書いていきますと、自分が『好き』とか『応援したい』という馬や騎手の
範囲が最近広くなっている事に気付きます。情報が入ってくるからでもありますが、騎手にしても
時代は武豊騎手が中心というよりも、同等のパフォーマンスをする群雄割拠の時代といってもよく
、いまや外国人というだけでも評価されるような時代ではなくなっています。夢というかストーリ
ーを語るような馬が多く出走するレースでもあるので、ここはそれぞれの想いも見守ってゆければ
と思います。

投票

さりげなく投票を設置しました。コンテンツは揃ってきたものの、手広くやっているためどうも需要がどのあ
たりにあるのか時々分らなくなる事もありまして、方針を考える為にもどういうものが望まれているのかを
確認するのもいいなと思いましたので設置しました。


スロペの方も立ち上げてから大分時間が経過しました。過去にHPを運営していたという事もありますがアク
セスを伸ばそうというよりは自分達で長く続けるという事が目的となっている部分もありまして、管理人Hと
しては作品発表の場でもあるわけですが、最近では『読者』があってこそという事を痛感しておりまして、可
能な範囲で読者の要望に応えてゆくのも方法だなと思っています。

フレミングに宛てて ③

案内されたのは仏壇以外は特に物の置いていない居間でした。少し珍しいかなと思ったのはテーブルにやや大きなPCがあった事くらいでしょうか。詳しくは知りませんがなにやらペンタブらしきものがあって、結構使用している感が出ていました。


「この家、今は私だけだから。適当に座ってて」


とは先ほどの女性の言葉。「今は」という部分は気になりましたが、その他にもこの辺りで一人暮らしというのも珍しいかなと感じました。内装は綺麗に感じますが殆どが畳の間といったところ。大分歴史を感じる造りで地元でずっと続いている家なのだという気がします。女性は奥の方に歩いていって何か準備している様子。湯を沸かす音が聞こえましたが、居間の座卓の方に腰掛けて待っているとお茶を出してくれました。


「あんまり人が来ないからよく分かんないんだけど、おじいちゃんがその写真の人が来たときはお茶出してたから」


その言葉に反応するように健君が訊きました。


「おじいちゃん?」


「うん、今は居ないけど。半年くらい前にね」


「そうでしたか」


初対面なのであまり深く訊ねられないけれど、半年くらい前までは存命だったという事だろう。


「時期はあってますね。ツイッターの投稿がちょうどその頃だから。もしかするとこの写真の後ろ姿の男の人って」


「うん、どれどれ?」


スマホを覗き込む女性。先ほどから少し違和感があるのはこの辺りの女性にしては言葉に訛りが少ないなという事ですが、フランクで物怖じしない態度も地元では珍しいタイプだなと思いました。


「あ、おじいちゃんだ。多分私その時、家の中にいたと思う」


「そうなんですか。じゃあ高橋とは話した事もあるんですか?」


あり得そうな事だと思いましたが女性は眉間にしわを寄せて、


「う~ん、あんまり話した事ないんだよね。今みたいにお茶は出したんだけど、おじいちゃんから聞いた話だと飲み友達だって言ってたよ」


と話しました。


「え、飲み友達ですか…」


すると健君も同じように眉間にしわをよせて何か考え始めたようですが、


「それでも接点が分んないなぁ…」


と言いました。確かに歳も大分離れている関係なので、どういう経緯で知り合ったのかが気になるところでした。


「あ、そういえば名乗るの忘れてたね。表札に『鈴木』ってあったでしょ?でも私鈴木姓じゃないの」


「え?そうなんですか」


意外な事実でしたがよく考えているうちに、


「ああ、お孫さんですもんね」


と思い直しました。女性は頷くと、


「こっちは母方のおじいちゃんで、私は小林っていうの。下の名前は春香」


「小林春香さんですね。僕は実は鈴木で下の名前は翔(かける)っていいます」


「俺は菅野健です」


それぞれ自己紹介が終わったところで小林さんが、


「お二人の関係は?」


と訊いてきたので若干戸惑ってしまいました。おそらく傍目にもお互いに慣れていない感じが見えたのでしょう。ありのままを伝えるとややこしくなりそうでしたが健君が機転を利かせて、


「俺K市から来ていて、雅仁、高橋雅仁の地元のN市に来た時にちょっと仲良くなって今日道案内を頼んだんです」


と答えたので小林さんは納得した様子でした。小林さんは、


「じゃあ鈴木さんは高橋さんとは面識があるの?」


と問うので「いえ、ありません」と言ったところ、


「そう」


と意外とあっさりとした様子で頷いていました。続いて菅野くんが事情を説明しました。


「もともと俺が高橋と高校が一緒でつまり高橋がK市の高校に通ってたんですけど、そこで友達になったんです。俺は卒業後はK市にある大学に通ってて今三年なんですけど、高橋はフリーターでバイトしてたんですけどまあ何というか高橋がこの前失踪しまして…」


「え…?失踪ですか?」


思わず敬語になってしまうくらい小林さんにはショッキングな話だったようです。


「あ、そういえば思い出しましたけど、おじいちゃんは高橋さんとボランティアで会ったって言ってた」


「ボランティア?何のボランティアですかね?」


「公園ボランティア。公園のごみ拾いとか草むしりとか、空いた時間でやるようなボランティアみたい」


「え…知らなかったなぁ…」


これは菅野くんの言葉。友人の菅野くんも知らなかったという事は意外だが考えにくいという訳ではないなと思いました。


「でもそれなら接点がはっきりしましたね。多分ボランティアで一緒に活動しているうちに飲み友達になったんでしょう」


僕は自分の中でまとまった考えを述べました。


「そうなると、何か雅仁の情報というのもちょっと分らないかなぁ…上京したいって言ってたから凡その行先は分かるんだけど、具体的にどこなのかっていうのが分んなくて」


「そうだったの…ちょっと私にも見当がつかないんですけど、もし二人の会話で何か思いだしたら連絡しますよ」


「あ、そうしてもらえると助かります」


そのまま二人は連絡先を交換し合った。僕の方は別に交換する理由はなかったので見ていただけでしたが、家まで上がってそのままというのも何か申し訳ないような気がして今一度部屋の中を見回して、再び目が留まったパソコンについてこんな風に訊いてみました。


「あ、個人的に小林さんの事で訊きたい事があるんですが、あのパソコンにあるのってペンタブですよね。もしかすると絵か何かを描くのが趣味とかですか?」


あくまで場を繋ぐための質問だったのですが小林さんは表情をぱあっと輝かせて、


「あ、分りますか!そう、あれ私の仕事道具なんです」


「え?仕事…じゃあイラストレーターとかですか?」


「ビンゴ!実は私もともとここの出身じゃないんですけど、イラストって何処でも描けるなって思った時に家賃の事とか考えて母方の実家のおじいちゃんも一人暮らしだっていうのもあったから、こっちで暮らそうかなって思って」


「ええ!凄いですね!」


何が凄いのかは自分でもよく分かりませんでしたが、そういうのが一般的にありふれているかどうかは別にしても自分としては小林さんが大胆だなと思ったのかも知れません。


「あの…もしよろしければ、少し絵を見せて頂く事ってできますかね?」


これは完全に本題からは外れるのですが、実は僕はネットの投稿サイトなどでイラストを見るのが好きなのでせっかくならば見せてもらいたいと思ったのです。


「『シブ』のアカウントあります?」


「ありますよ」


「それなら、そこで「虹野スミレ」って検索してみて。実はまだ仕事もそんなには貰ってないからバイトしながらなんだけど」


「分りました。帰って調べてみます」


その後二言三言交わしたところで健君が言いました。


「あの、じゃああんまり長居も悪いと思うんで、俺そろそろ」


確かに用事は果たされたわけですし、今日はここで帰るのがいいと思いました。


「あ、そうだね。じゃあ今日はどうもありがとうございました」


初対面ではありましたが小林さんは玄関先で見送ってくれました。それから健君と車に乗った時、


「手掛かりなしか…なんかすいませんね、こんな事に巻き込んじゃって…」


と彼の顔にははっきりと申し訳ないといった気持ちが顕われていました。


「まあ良いよ。僕も気になるし、可能性は薄いけど公園のボランティアの関係者を当たるって方法があるよね」


咄嗟に思いついたことでしたが健君は感心して、


「なるほど…なんか本当に探偵みたいですね、鈴木さん」


言いました。探偵という言葉でちょっと思い出したので、


「そういえば捜索願とかは…」


と訊いてみたところ、


「やっぱり親御さんの意思と、それから事前にバイトも辞めてるから事件とかではないだろうって事で出してないみたいです」


という返答。こういう話を聞けば聞くほどそれこそ居場所が突き止められるまでは気になってしょうがなくなるのですが、焦ったところでどうしようもない事は明らかだし、もしかしたら本人から連絡が来るかもしれないので待ってみるのがいいのかなと思いました。



その日は手伝ってくれたお礼にと昼食のラーメンを奢ってもらって解散という事になりました。

公園より

20160617132850405.jpeg


職安近くの公園です。まあここに居るって事は上手くいかなかったというわけで、また方針を練り直さないとなぁという状況です。それにしても公園というのは心が安らぐというか、緑色というのも目に優しい色なので気分転換ができたように思えます。ちなみに新しく始めたシリーズの「フレミングに宛てて」に出てくる公園はここのことです。少し雑草が生い茂っている様子が見られる一方でこの花壇はなかなか手が行き届いているようですね。


ちなみにここ2週間ほどですが、ギターを毎日弾いてます。徐々にコード進行が分って来るようになり、オリジナルももしかしたらというところまできた感じがあり、ダメな事もありますが進歩もあるという事の例ですね。

今週の競馬

エイシンヒカリは残念でしたね。でもまだどこかで勝ってくれそうな気もします。さて宝塚記念も来週に
迫っていますが今週は函館開催。重賞が2つあり、やはり賞金稼ぎという意味合いが強いレースですが
ユニコーンSは地方のダートに行くにあたっても地味に重要なレースです。ユニコーンSには重賞馬は
出走していないのでオープンを勝っているストロングバローズを取り上げます。



・○外ストロングバローズは父Mineshaft(その父エーピーインディ)母父ストリートクライ(ミスプロ系)
。ややミスプロが強い血統ですが日本だとサンデー系が豊富なので配合相手としてはなかなか恵まれてい
ます。場合によってはディープの肌の相手を考える必要もある日本の生産界ですがディープ産のダート重賞
馬を探してみたところ、牡馬のボレアスのみとやや厳しい結果。サンデー系の牝馬でダート重賞勝ち馬とい
うのもそれほど居ないようでフジキセキ産駒のミラクルレジェンドと形式的にですがシミュレートしてみる
と、


http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=41&y=25&sire=0001209751&broodmare=0001050050


アウトブリードでちょっと面白味がありません。ダート配合という事でゴールドアリュール産駒のウィッシ
ュハピネスは地方重賞を勝っていますが、


http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=41&y=8&sire=0001209751&broodmare=0001157397


ミスプロを活かせているかなと思います。



さて函館SSですね。ここでは牝馬のキャンディバローズの相手をかんがえたいと思います。



・キャンディバローズは父ディープ、母父タイキシャトル。今度はヘイローが強い血統ですね。母父ディー
プも次第に増えてきましたが、なんとなくクロフネが選ばれているような感じです。キャンディバローズ
の場合だとアウトブリードだしスプリンターにはなり難いと思い素直にロードカナロアを選ぶと、

http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=19&y=20&sire=0001089850&broodmare=0001168609


アウトブリード。インブリード配合ではちょっと考えましたがローレルゲレイロなどはどうでしょう?

http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=58&y=24&sire=0000805347&broodmare=0001168609


面白いインブリードになっていると思います。

麗しき人の夢 ⑦

夜明け前から降り続いているやや強い雨。眠りが浅くなってきた頃からその音が気になりはじめていた。起きてから窓の外をちらっと見て、まだ本降りという感じなのを確認すると無意識に溜息が出た。夏の渇水という事もあるし、この辺りの農家さんの事を考えれば『恵みの雨』という意識を忘れてはいけないとは思うけれど、急に土砂降りの雨になると心の準備が出来ていないからか、或いは急激に気温が下がるからか少し気分が変わってしまう。


<水溜りとか出来てるかなぁ…>



出勤時の道路状況が気になる。車での移動だが路面が荒れると多少気を遣わなければならないし、視界も悪いので嬉しくはない。まあ色々考えてもしょうがないので足元で鳴いている同居人にご飯をあげる事から始めるべきだろうと思った。



車での移動で傘は要らないと思ったが、玄関から車までの移動で少し濡れてしまって地味に後悔した。



「あ、先輩。おはようございます」



仕事場の駐車場に停めた時に佐藤君もちょうど車を降りたところだった。黒い大き目の傘を差していたので建物に入るまでちょっと中に入れてもらう。


「おはよう。雨凄いね」


「ええ、数日間は悪天になるようですよ」


「らしいね」



その時、先日の土日にN県に小旅行に行った際の話も少し聞いた。N県と言えば地元にもある中央の競馬場と同じようにかなり立派な競馬場があるという知識があったので「そういえば競馬場あるよね」というくらいに話を振ると、


「大分遠いですからね、県境の辺りを中心に巡ったので」


と返ってきた。地理はあまり得意ではないので今後競馬場に行く事も考えて一度調べておくべきかなと思ったりした。



その日の仕事は恙なく済ませたのだが、何かしら物足りないように感じた。というよりこの時期の地元の話題は少なくなるので何となく週末の予定も迷うというか、どうせ明後日も天気は良くないだろうと思って少しばかり憂鬱になりかけたのである。競馬が趣味だからどうせテレビでレースを見ているだけなのだが、大きなレースがない週なのでいまいち盛り上がらない。


<まあそんなことを考えても始まらないよな>



と朝と同じように言い聞かせるようにして帰路に着く。自宅に近づいてきたところで山の上にある我が母校の中学校から傘を差して下校してくる集団を見つけた。水を弾かないように気をつけて運転していたけれど、制服ではないジャージ姿なので「多少濡れても大丈夫かもな」などと思ったりした。


<あ、そういえばあの子達は何部だったんだろう?>



家に着いて猫にご飯をあげながら最初に思った。自分は中学時代は『陸部』こと陸上部だったけれど、おぼろげな記憶の先には雨の日の朝練で狭い体育館で何週も走っていた陸上部があった。雨の日は『よほどのことがない限り』グラウンドは使えないので体育館か、或いは階段を使っての地味なトレーニングをしていたり、場合によっては廊下を走っていた。よほどのことがあれば、強行で雨でぐちゃぐちゃになったグラウンドを走ったりもする部活なのだが、雨の日は比較的楽な練習で私は嫌いではなかった。



今もそういう風習が残っているのかどうかは分からないけれど、雨の日は雨の日なりの過ごし方というものがあって、そこに情緒を伴うような体験があるものだろう。そういえば雨の日の休み時間に図書室に行って気紛れに本を読んでいたりした事もあったような気がする。あのエッセーの作家が梅雨入りした頃の心情をこんな風に述べている。



『梅雨に入るとどうも鬱屈してくるけれど、書物の世界に入り浸りだった私にとっては実を言えば雨は良いBGMで、高校時代部室で本を貪るように呼んでいた頃の記憶が蘇る』



だが一方で作家は「雨の日」と「夢」というのはあまり親和性がないともいう。『むしろ夢とは対極にある厳しい現実は雨に打たれるシーンに象徴されていると言えなくもない』と独特の言い方をする。そしてだからこそ、雨=現実から逃れるためにも書の世界に逃げ込むのかも知れない、とも語っている。何となくは分かるような気がする。




実をいえば私の読書経験は中学時代は乏しかった。活字が苦手で文章作成などもっての外。ただ例外的に友人と競馬の話をしていた時には饒舌で、大人が読むような競馬の雑誌を隅々まで読んだり、ほんの少しだが競馬の作文もしていたような記憶がある。けれどそれが大学時代に自分で創作もどきをやるようになるのだから面白いものである。友人とツイッターでやり取りしているのも元を辿れば大学時代に創作サイトを立ち上げて彼にそれを読んでもらっていたという事の続きである。今はなかなか連絡できていないけれど、地元には居ないもう一人の友人にもアドバイスを貰っていたりした。



時折しもライトノベル全盛期。淡い気持ちで書き始めた小説だが、応募できるレベルの閾には達していないと自ら判断してしまって未だに書いたものが良いのか悪いのかもはっきりしないのだが、少なくともライトノベルとして出せるようなものではなかったように思う。




しばらくすれば28になるという年齢。それなりに社会に揉まれて現実というものが見えるようになってきて、読書で感銘を受け無制限に想像力が広がっていった頃とは違って手の届く範囲のちっぽけな事が関心事になっている自分を時折発見する。ライトノベルのような破天荒な設定で書けるかというとどうも作り物過ぎて想像が続かない。何かが噴出するように書きはじめたものにもどことなく世知辛さが漂う。それに苦笑しては、まだ何とか活路がないものかとせせこましく捻ってみたり。



「やっぱり俺の場合、実生活での体験が必要なんだろうなぁ…」



そう独りごちた時、満足したらしい同居人が「にゃ~」と一鳴き。それを見て自然と頬が緩む。


「ということは猫を出すのは決まりだろうな」


と、小説の事の設定を考えながら晴耕雨読よろしく読みかけだった学生時代から続くシリーズの新刊を読むのだった。



201606211801229ab.jpeg

すこしなにか

速報のテロップで閉塞感もすっきりしたと言える。自分ではどうにもできない事だけれど、そういう世論
が形作られていればいづれ何かになるという例でもある。


その閉塞感が去った今、自分のブログでする事のネタ切れ感が立ちあがってくる。とはいえ創作は常にどこ
かで意識しているので続きが書ける時は書けるのでそちらの心配はない。けれど自分の中に何かがあるか
というとそうではなくて、常にどこからか情報を得てくるような状況になりつつある。


と言っている間に、創作のイメージが浮かんでくる。書けそうな感じ。とりあえず創作から何か浮かぶこと
もあるかも知れない。

自分のものではない閉塞感

雨の月曜日からくもりの火曜日に。昨日がちょっと気合を入れなければならない日だったので創作
という気分にはなれなかった。今日はやりたいようにやれるから朝からカラオケに行ったのだが、
そちらでもまた試行錯誤をするような感じで歌っていた。



20160614132157670.jpeg




ご覧のような空である。こういうのもそれなりに好きだけれど、今のなんともスッキリしない心境
も相俟って閉塞感を感じてしまう部分もある。



何とかしようと努力している間は基本的に楽しい。むしろまだ何とか改善できる余地があるという
事が一つの希望なのだと思う。あとは粘り強く続けてゆく事だろうか。その場合その日、その日で
という気持ちよりも次の日とか次の機会を睨んでその間の時間を過ごすという工夫も必要かも知れ
ない。



とはいえ自分で何とか出来る事ではない世の中を広く見た時の閉塞感については都知事の呆れる態度
を見ている時が具体例だが、「なんでこんな状況が続いているんだ?」と疑問になってくる。疑問と
言ってもそれはパフォーマンスで、当然ズルいからとしか言いようがない。

打ち消され

偽りではないところをと云っても


言葉にする時点でそれは何かを纏っている



容易く言葉にはならぬと



果ての方で揺らいでいる心といふものが


頼りないのです



けれどその有様すら ものの見事に



心なのです



打ち消された痕に 何をみませう

今週の重賞

今週は小休止という感じの週ですね。重賞も2つありますが、賞金稼ぎという意義が強いレース。
まずは阪神のマーメイドSからですが、血統はどれも同じようなものなので好みでココロノアイ
を見てゆきます。


・ココロノアイは父ステイゴールド、母父デインヒル。キングカメハメハだと、

http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=34&y=31&sire=0000729458&broodmare=0001149606


無難と言えば無難ですがこれをルーラシップにすると、

http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=39&y=3&sire=0001042049&broodmare=0001149606


ノーザンテーストなどのインブリード。もしアウトブリードで攻めたいならパイロかなと思います。

http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=50&y=18&sire=0001085636&broodmare=0001149606


この馬には既にデインヒルが入っているのでハービンジャーは無理ですね。



さて東京のエプソムカップです。去年はエイシンヒカリが勝ったこのレース、数頭を除いてディープ系か
サンデー系なうえに除いた馬の母父もサンデー系という種牡馬などを考える場合には非常に悩みます。
牝馬のルージュバックが出走しているので今回はこの馬を。


・ルージュバックは父マンハッタンカフェ、母父Awesome Again。サンデー系×ノーザンダンサー系という
配合ですがノーザンダンサー系の数の問題で意外と少なくなってきたようにも感じます。もちろんミスプロ
系が配合できるのでサンデ―の位置に気をつければ候補は比較的多いと思います。まずルーラーシップ


http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=14&y=0&sire=0001042049&broodmare=0001156915


アウトブリード。なんとなく重く感じてしまうので狙った感じにするなら恐らく種牡馬入りするであろう
モーリス。


http://www.jbis.or.jp/topics/simulation/result/?x=78&y=11&sire=0001138240&broodmare=0001156915


サンデ―の3×4。



さて新馬戦が始まりルーラーシップ産駒のデビューもありましたね。まだ何とも言えませんが奥手の傾向
があるのだとすると考える必要があるので、じっくり見守ってみようと思います。

フレミングに宛てて ②

何かがある方が珍しいこの地元での生活ですが、あの珍事(?)以降また歩道に大きな石が落ちてやしないかと時々目を配るようになりました。もちろんそんな事があっては困るのですが、僕としてはそれほど困らない事であれば何かの切っ掛けになると思って歓迎する気分ですらありました。


けれど、考えてみれば起り得る事ならば起こり得るのだなという事は失念していたかも知れません。数日後の夜、ジージーと蝉のような音を出して大胆にスマホが震えはじめました。更けていた頃だったのでウトウトした気持ちが一気に引き戻され、慌ててそれを取り上げました。大方バイト関連の電話だと思っていたのでそれが見慣れない表示だった時には一瞬緊張が走ったと思います。


「はい…もしもし」


『あ…俺ですけど…って言っても分かるかな?』


「あ、はい。この前の人ですよね。確か菅野さん…?」


『あ、そうっす。そちらは鈴木さんで良いんですよね?』


「ええ。そうですよ。で、何かありましたか?」


『あの、こんな事頼むのも変なんですけど、明日またあの公園の所に来てくれませんか?』


「え…?また何かしたの!?」


僕はまた同じことをやらかしたのかと思って強い口調で問うていました。すると相手は、


『い、いや全然そういう事ではないんですけど。ちょっと手伝ってもらいたい事があるんです。友達の雅仁に関係する事で、そっちの地理に詳しい地元の人の助けがちょっと必要で…』


と言いはじめました。


「何か分ったの?まあ明日は時間あるから手伝ってもいいんだけど」


菅野くんの言葉からは切実な様子が滲み出ていたので断り難かったのです。何をするかは分らないけれど悪い事では無さそうだとその時は思いました。


『え、本当にいいんすか?手伝ってもらえるなら本当に嬉しいです』


彼はもう一度確認するように言いました。


「うん。何時に行けばいいの?」


『えっと、K市から車で行くんで9時ころに公園に着くと思います』


「分った」


「じゃあ、よろしくお願いします!」


そこで電話が切れました。次の日は特にする事がなかったのは確かです。多分何もなければネットを見ながらダラダラと過ごしているだけだろうと思いましたので、やはり何かの切っ掛けだと思って手伝う事にしたともいえましょうか。とにかくその日はそのまま眠りました。



朝目覚めたのは8時頃でした。自宅から公園までは僅かな距離なので、適当に朝食を採って準備をすると程よい時間になったので家を出ます。念のためですが、やはり下を向いて歩いていました。何事もなく公園に到着すると流石にこの時間なので広い公園には誰もいません。中に入ってなるべく周りから目立つ位置に立って通り過ぎる車を一台一台見つめていました。9時を少し過ぎた頃でしょうか、丁度それらしい軽自動車がややぎこちない徐行をするような運転で横の道からこちらの方に曲がってきたのが見えました。案の定、車は公園の入口付近に停車しました。


「あ、お待たせしました!」


その車から降りてきた菅野健くんは僕の存在に気付いていたようです。軽く走るようにこちらの方に向かってきてその時の格好は夏らしい軽装で、僕はその時、そろそろ下も短いのにした方が良いのかなというような事を考えていました。


「今日は車で移動するの?」


「はい。で、行先がちょっとどこなのか分らないので、この写真を見て下さい」


彼はスマホを操作して幾つかの写真をフリックしながら僕に見せました。それは風景や人物が映った色々な写真でその中の若い男性を指さして「これが雅仁です」と補足します。


「うん。確かにどこかで見た事のある場所だね。でも僕もすぐには分からないかな…」


「そうなんですよ。これ、雅仁のツイッターに残ってるここ等へんの写真で、最初に観たときは気にしなかったんですけど、もしかしたら雅仁が俺の知らない人と会ってて、その人が雅仁の行く先を知ってるかも知れないって思ったんです」


「おお…なんか探偵みたいになってきたね」


それは僕の素直な感想でした。話を聞いていると別に変な事ではないし、探偵のような事ならばと少し心が躍っているのを感じました。


「地元の人って言っても雅仁の親にはなかなか頼めないですし、そうなると知ってる人が根本さんだけだったので…大丈夫でしたよね」


かなり丁寧に確認する菅野くん。確かに自分が悪戯をした相手に頼むのはかなりハードルが高いけれど、それを気にしてしまうとそもそももっと色んな事を気にしなければならなそうだったのであまり考えないようにしました。


「大丈夫ですよ。なんか一応その写真に心当たりがあるんだよ」


「え…?ほんとっすか?」


「多分ね」


そのまま僕は菅野くんの車に乗車しました。写真に映っていたのはこの付近ではなく少しばかり離れたところだと大雑把に目星をつけていました。「多分大きくは外れてないと思うよ」と告げると菅野くんはちょっと安心したようでした。ナビをしながら移動して10分程、ある写真に背景として写っている地元の人が見慣れている大きな山が見渡せる拓けた場所にやってきました。位置関係からいうと、この山がはっきり映る場所はここかもう一つの場所だと思われたのです。


「ああ、なんかそれっぽいですね。電車で通り過ぎてた時に、田んぼばっかりだなぁって思ってたんです」


「ここは市内からはちょっと離れてるしね。僕もそんなには知らないんだけど昔、中学校の頃に友達と『自転車でどこまで行けるか』みたいなことやってて、こっちにも来たんだよ」



「へぇ~いいなぁ。そういうの」


それは地元を出て行ってしまった人で最近連絡を取り辛くなっているという友達でした。僕よりも遥かに優秀な人でしたが、何故か僕と一緒に馬鹿をやってくれたものです。少し思い出に浸りつつ、写真の場所の探索を再開。大雑把にこの辺りだと分ってはいるのですが、具体的にどの「家」かというのはこれから探すしかありません。


「これどこの家なんでしょうね?似たような家が多いから…」


車は丁度田んぼの真ん中の道路を走っていたのですが、僕は自然と庭がはっきりと山が映っているような方面に出ているような家だろうと推測しました。ただ、その条件を満たす家が意外に多くて、手当たり次第に探さなないといけないかなと思いました。


「あ、これよく見ると学校が映ってないですね。あそこの学校」


菅野くんが何かを発見したようです。言われて見てみると、この位置から見えるところに小学校があるのですが、写真がこちらの方に向かって向けられたものだとするなら、田んぼの両サイドの市内の方なのか向こう側の方なのかでいえば、市内の方の側の家だという事がそこから分かります。学校が映り込んでいないということから分ったのです。


「おお、名探偵!」


ちょっとふざけて言ってみると、


「いや、そんな…」


とにやついて照れ臭そうでした。会ったばかりの人ですが、意外と気の合う人のような気さえします。車は市内の方の側の道路に寄ってまっすぐ走り出します。そして暫くして、いかにも写真にあったようなそれらしい斜面を持つある家の前に停まりました。斜面の道がある写真が一つあったのです。



「ここっぽいですね…」


「そうだね」


車を道路を適当なところに停めてそこから再びその家の前にやってきましたが、そこだと分っていてもさすがに知らない人の家を訪問するのは勇気がいるものです。けれど「ふぅ」と意を決して菅野くんは斜面の道を登ってゆきます。僕はそれを見守るように少し離れて着いてゆきます。家の呼び鈴を鳴らしてから、


「すいませ~ん」


と言ったようですがなかなか反応がありませんでした。留守なのかも知れないと思って、一度こちらを振り向いた菅野くんでしたが次の瞬間ドアが横に開いて、意外な人が顔を出しました。


「はい?何か?」


それは同じくらいだと思われる年齢の女性でした。髪は短めでやや目つきが怖いというのか、何か不審に思って睨んでいるようにも思えました。



「あ、すいません。あの、この写真の場所を探して来たんですけど、高橋雅仁って人を知りませんか?」


と言って写真を見せる菅野くん。


「え?誰ですかそれ?写真?」


話を聞いて警戒が少し緩んだのか、気前よくスマホを受け取って「えーと」などと言いながら写真を見ているようです。


「あー…この人高橋さんっていう名前だったんだ。へぇ~」


どうやら見覚えがあるよう。


「やっぱりここに来てましたか!?」


菅野くんが少し慌てて言った声だったので女性は一瞬驚いたものの、


「あの、立ち話もなんですから上がっていきますか?そちらの人も」


と提案してくれました。詳しい話が聞けるようだったので、お言葉に甘えて僕もお邪魔する事にしました。

未来へ

見つめる先に 開かれた世界

己次第なのだとささやくなら


どうかこの想いを運んで 風にのせて



詠われた心の情景に


身を重ねて 足を踏み出すとき


一かけらの意気が未来を紡ぐ



そして僕は語られた事のない物語の向こうに

匂い

尊い時の巡りに 一度のかがやく訪れを感じる


紛れもなくそれは いつか描いたもの


そう言ってみて気紛れな空を見上げる


ささやかに触れるものを


願った証なのだと思えたのなら


また一息ついて



選んだ道を歩いてゆく



初夏の匂いの中を

まんなかに

2016060616251703d.jpeg

この辺りでは珍しいほどではありませんが、そんなにあるというわけでもない光景です。田んぼの
事を言っているのではなくで真ん中に見える「白鷺」(恥ずかしい事に白鳥と書いてしまいましたが…)です。
何羽か飛んできているようで、鳥は烏とか鳶とかよく見ますが、これは白いので一層目立ちます。


暇ではないのですが、活動をしていても開いた時間は出来てしまうので何か有効に活用できる方法を
というと読書とか創作になります。ですが本来的には町に出て刺激を受けるのが好きで、目的とか
あまり考えないで行き当たりばったりで歩いてみたいなと時々思ったりします。

世に在ること

惑わされじと思えど 一理ありとおぼゆ

斯くの如き世にあっては 知らぬ事といえども


どこぞで目にしてゐる


然りとがへんずる 己が頼りなさを嘆くべきか

或いは 世を愁うべきか



而して 愁いてばかりもいられぬ


わづかに 軽やかな鳥の鳴き声


それも世に在ることなれば

また一つ

短編を書きたかったのですが、ちょっと思うところあってシリーズものを書きはじめました。テーマとしては「ナンセンスに」に書いていたナンセンス物語の風味を漂わせて地元色を出しつつ、「その向こう側」を見るような感じの話にする予定です。一つの実験でもあります。


種明かしを先にしてしまうのもあれなのですが、目指している雰囲気がナンセンスに接近している所にあるのかも知れないなと思い、「ナンセンス物語」で書き始めるような唐突さが成り立つような世界観を入れてみたという感じです。


ナンセンスだけれど「あり得そうな」感じにするとなかなか難しいのですが、ファンタジーでもないという感じでなるべくなら「世にも奇妙な」の感じでもない話にしたいのです。どうなりますかね。



さてその他の話題では、今日悦ばしい事にJRAの田辺騎手が安田記念を勝利し中央GⅠ2勝目となりました。レースの前は、


「今を生きるだけでも精一杯なのに、一歩前になんてそう容易いものではない。挫けそうになる夕べにそれまでやって来た事を思い起こして、本当かどうかも分からないような情報を何かの気休めにしてまたその日を終える。


寝て起きても状況が変わっているわけではないけれど、やるべき事があるからか気持ちは落ち着く。そうやっていつも今やるべき事に集中すればいいのかも知れない。でもやるべき事なんて仕事以外に決まっているわけではない。


何をしても満たされない気持ちをただ紛らわせる事だけがやるべき事だというのなら、虚しい標語でしかない。目指すものがあればと思う」


という書き出しでいつものお決まりのパターンになりつつあるモノローグの少しスッキリする短編を書くのが良いのかなと思っていましたが、こういう素晴らしいニュースを聞いてそういう気分でもなくなってしまったのもあって、「フレミングに宛てて」を書きはじめました。読者の中には、


「他のシリーズの続きを早く書け」


と仰る人もいるかも知れませんが、私の場合並列で進行させた方が気分を変えて書けるので効率が良いし、何より自分もリフレッシュできるので基本的にはその時書けるものを書くという感じでしょうか。



本当に一度試してみたいのは【どの作品の雰囲気が好きですか?】というアンケートをやってみる事なのですが、基本的には拍手を貰ったやつが好まれるんだろうなと思うと…

フレミングに宛てて ①

転びました。その時僕は思いました。

<ああ、やっぱり世の中はこんな風に出来ているんだなと>

何を馬鹿げたことをと他人は言うでしょう。でも僕はその時大真面目にそう思ったのです。何をやっても上手くいかない。ユーフォ―キャッチャーで景品を取った事がないくらいには不器用で、抽選会で白玉しか出した事がないくらいにはツキがないというようなしけた話しかエピソードがないくらいには無内容な日々を過ごしていると、しまいには石に躓いただけでも大事になってしまって、先の知れているバイト帰りの僕は世を儚む一歩手前までやってきてしまいました。


仲の良かった友人に愚痴をこぼしてばかりの自分に辟易して、次第に疎遠になりつつあった頃でしたのでその日転んだエピソードを話す相手が居なかったのはまあ運が良かったと言うべきでしょうか。これと言った趣味もなく少し読書をするというくらいですが、最近はご無沙汰です。期待しない事が美徳なのだと言い聞かせて来たものの、それで生き抜いてゆけるかどうかは甚だ不安であります。



ところで転んだ時も仕方ないなと、こういう巡りなんだと、世の中はこうなっていてこんな何でもない道に石が転がっているのも致し方ない事なのだと言い聞かせようと思って、躓いた石の方を振り返ってみると若干ですが違和感を覚えました。運が悪いのは分かりますが、流石にそれだけでは説明出来ない事が目の前にあったのです。それは何かと申しますと、


「なんか…妙にデカい石だな…」


この町中の普通の道には珍しい異様に大きな石がそこに鎮座していた事です。歩いていてこれに気付かない僕もどうかしていますが、それは一旦置いておくことにして、流石にこんな50センチもあるような石が堂々と歩道の方に転がっていたら危ない事この上なしです。ただ僕は、


<逆にこんな石があったら誰でも転ぶだろうから、そんなに不運ではないのかも知れない>


とポジティブに捉え直そうとしていました。でも次の瞬間思いもよらぬことが起り、僕の頭は年代物のパソコンの様に突如としてフリーズしてしまったのです。


「あ、ごめんごめん。そこに置いといたの俺だわ」


後ろから自転車がやってきたと思ったら、それに乗っていた同年代位のそこそこ端正な顔の男性が僕にこう謝ってきたのです。


「え…?こんな所に置いといたんですか?」


何とか頭を整理して僕は何とかこう訊く事が出来ました。


「うん」


男性は平然とした様子で…というかどこか超然とした様子で事もなげに言いました。


「何の為に?」


流石に理不尽だと思いましたのでそう理由を問いただすと、


「誰か転ぶかなと思って」


僕は流石にそんなイタズラはないだろうと思って言いました。


「こんな大きな石で転ぶ人なんて普通居ないですよ」


混乱していたのかも知れませんが自分が転んだことを棚上げにしてしまっていました。すると一瞬キョトンとした男性は、


「え…?今君転んだよね?」


と冷静につっこみました。


「ええ転びましたけど」


「怒らないの?」


僕の表情を見て男性は心底不思議そうでした。僕は答えます。


「いえ、これだけ大きな石に躓くのは本人が悪いですよ。つまり僕の落ち度なので、怒る気にはなれませんね」


「…。」


無言で見つめる男性。


「どうしました?」


「いや、君面白い子だなと思って」


「面白いですか?つまらないと言われる事はよくありますけど」


「ぷ…ぷぷ…ははははは」


何故か突然堪えきれないとばかりに吹き出して大笑いする彼。あまりにも気持ちの良い声だったのでそれにつられて何となく僕も笑っていました。


「いや…まあね…その…」


笑いが収まってきたところで一度仕切り直しと言う感じで彼は続けました。


「何か全然予想してなかった事が起ったからなんか呆気にとられてるんだけど、本当にゴメン。悪気はあったと言えばあった」


「あったんだ…」


「そりゃまあ、こんな石を道端に置くくらいだからね悪質っちゃ悪質だよね」


詫びられているのもあるけれど何か釈然としないところがあったので訊いてみました。


「なんでこんな事をしたんですか?」


「怒られるべくして怒られたかったってとこかな…」


それはこれまでに僕が訊いた事も無いような理由でした。何か訳ありだなと思ったので、


「ここで立ち話もなんですから、石をその自転車のカゴに入れて何処かに移動しませんか?」


と提案した。


「ああ、それだったら公園とかどうですか?ここから近いですし」


「分りました。じゃあ先に行ってて下さい」


「ええ、じゃあ」


彼は見るからに重そうな石を両腕で抱き上げるようにして自転車のカゴに置きました。カゴが若干歪んだような音がしました。市内には数少ない公園ですが、そこそこ広くて子供の頃はよく遊んだ記憶があります。家のある方角もそちらだったので丁度良いなと思うくらいでした。200メートルほど歩いたでしょうか、公園に入ると先ほどの男性の他に小さい子どもとその父親らしき人が遊具で遊んでいるのが見えました。先ほどの彼は遊具の方とは反対のフェンス近くで手を降っていました。


「それでさっきの話の続きだけど…」


彼の傍に近づくとおもむろに身の上話のようなものが始まりました。


「俺、この辺りの出身じゃないんだけど、具体的にはK市の方から来てるんだけど」


「はい」


「友達がこっちの出身でさ、時々電車で来てたわけ」


「ええ」


「ああ、大丈夫この自転車はその友達から勝手に使って良いって言われてるやつだから。高校時代に使ってたやつみたい」


「なるほど」


「そんでね…まあ何だ、その友達がさこないだ失踪した」


「え…?」


軽い口調だったので油断していましたが、急にあの石よりも遥かに重々しい話が来たので思わず身構えてしまいました。


「ああ大丈夫、何かの事件に巻き込まれたんじゃないと思うから」


「そうなんですか?」


ただそう受け入れるほかありませんでしたが、聞けば聞くほど後に引き返せないような感じがしました。


「あいつ、上京したいって常日頃から言ってたから。親には反対されてたらしいんだけど、だから家出じゃないかな」


「そうだったんですか」


失踪よりは家出の方がショックは少ないだろうと思ってしまうのも変な話ですが。


「ところで、それがあそこに石を置いたのとどんな繋がりが?」


「その友達、雅仁って言うんだけど、雅仁が突然居なくなっちゃったから何か調子出なくて…あと何か自分もこれで良いのかって分んなくなっちゃってさ」


「で、石を置いたと?」


「誰かにダメな事をやってダメって言ってもらえば、何となく調子でるかなって思って…」


それで話が終ったらしいけれど、理解できるような理解できないような話でした。念のため訊いてみます。


「じゃあ僕はあなたに怒ればいいんですか?」


「うん。そうなんですけどね、理論的には」


「でもそんな話をされたら怒る気にはなれませんよ」


「でも、君が何でって訊いてくるから」


これでは話に終わりが見えないので、何とか頭を捻ってこう言いました。


「まあ一般的な話ですけど僕は怒らないけど、他の人だったら迷惑だし怒るし、もしかすると警察沙汰になるかも知れないので辞めた方がいいですよ?」


「はぁ…」


ですが相手も何か不完全燃焼のような感じなのでしょうか、仕方ないのでこう提案します。


「一応ですよ別に今回チクるという訳ではないのですが、あなたの名前と連絡先を教えてもらえば今度こういう事があったら警察に証言するという予防にするとして、どうでしょうかね?それで手を打つというのは?」


我ながら大人な解決方法だとその時は思いました。けれど彼は何故か意気揚々と、


「え、じゃあ連絡先交換しませんか?俺君の事なんか気に入ったからできればそっちの連絡先とかも教えてほしいんだけど…」


と答えました。ちょっと気味が悪かったのでその返答に引いた様子で見ていると、


「あ…無理にとはいわないよ。本当になんかただちょっと面白い人だなって思っただけだからさ」


面白い人だと言われて少し良い気持ちになったのもありましたが、そこで僕は彼の要望通り連絡先を交換しました。彼の名は『菅野健』と書いて「すげのたける」と呼ぶそうです。


「じゃあ、俺この石片付けてくるから」


「ちなみにそれどこから持ってきたの?」


「あっちの川です」


健君は駅の方を指さします。おそらく駅の近くを流れている川の所に降りれる場所があるのでそこから降りて石を川から拾い上げて来たのでしょう。確かに石には少し水で濡れた跡があるようにも見えました。健君は「じゃあ」といってそちらの方に自転車を走らせて途中で右に曲がり見えなくなりました。



何と言えばいいのか分らない出会いでしたがその日はそれから何事もなく終わりました。

見果てぬもの

その手を取って 駆けだしてゆこうと

誘ういつかの僕がいた



一歩さえ大事になってしまった今は


手を伸ばす勇気が欲しい



行けるだろうか


いや


行きたいだろうか



揺れる白い花びらに



見果てぬものを垣間見た気がした
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ブログには珍しく二人の管理人で更新してゆくブログです。

二本松のこと、競馬のこと、これから手探りで何かを
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